がんばれコンサルタント! 第569話:挑戦がなぜ重要なのか…に対するコンサルタントとして押さえておくべきこと

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「ゴトウさん、私にコンサルタントとしてやっていける素質というか、可能性というものはありますか?」── 先般、オンデマンドセミナーをご利用いただいた方で、その後の個別相談の際にいただいたご質問の言葉です。

誰でも自分の可能性については気になるに違いありません。当社ではこれまでに、ゆうに1千人以上の方々とお会いして色々なご質問をいただいてきた経緯がありますが、実はこのご質問は、よくいただくものの一つです。

ご相談の際、正直、多少のお世辞を言うことはあります。場を和ませることも必要ですし、リラックスしてもらうことで本当の気持ちやお考えを話していただきたいと思うからですが、こと「素質や可能性」については、いい加減に返答したことは一度もありません。きわめて重要なことだからです。

実際、「まだ早いと思いますよ」とお伝えし、お越しになりたいと本人がご希望されているのに数年お待ちいただいたり、コンサルタントではなく、違うビジネスの適正をお伝えしたこともあります。あくまでもご本人を見ての正直な返答が重要だからです。

これは、「コンサルタントビジネスにおける最も基本的な姿勢」と当社では考えています。可能性の判断を含めて、そして「どれくらい行けるか、ご本人ごとのちょっと背伸びのあたり…」を示すことができるかどうかは、このビジネスの真骨頂とも言えるからです。

当然ですが、いい加減に「大丈夫ですよ~!」と誰にも言うとしたら、これは無責任極まりない話になります。逆に、自己保身的に「差し障りのない無難な返答しかしない」とすれば、当たる確率はものすごく高くなるかもしれませんが、一体そこに何の価値があるのか? 無難さを求めるなら、そもそも何もしなければいい…という話だからです。

「あなたなら、これくらいきっと行けるでしょう」という言葉には想いが込められています。ご本人の夢と希望、そして現実とがギリギリ折り合う微妙なゾーンに到達できる…。それこそが可能性と当社では考えています。本気になって頑張れば夢が叶えられる絶妙な領域。だからこそ、挑戦しがいがあり、やりがいがあり、楽しいのです。

もちろん、この微妙なゾーンを指し示すためには、経験を積み重ねてこなければ出せない、いわば直感とセットとなった部分もあります。また、わずかな表情の変化や会話のやりとりでの声色、間(ま)…などによって、その方の心理状況も考慮する必要があります。

我々の仕事は、紙や画面などとにらめっこして、無機質的に判断するようなものでは決してありません。それなら機械にやらせたほうが、よほど正確に答えをはじきだしますし、何より早いでしょう。

あくまでも、「一人の人間」が相手なのです。それは、「社長さん」だったり「経営者」だったりと言葉をかえて表現されますが、根本は「生身の人間」を相手にする仕事に違いないのです。

このことを腹の底で分かっていないと、何か技巧的なテクニックや分析、資料、パフォーマンス…といった「自分都合の見せ物」で誤魔化すことをやりがちです。相手をまともに見ない癖が続くと、自分のことしか考えられなくなっていくからです。

こうしたことを考えるとき、自分自身も「挑戦者」であることは極めて重要です。挑戦もしていない人が何か言ったとしても、その言葉に力が宿ることはありません。そもそも、そんな人に言われても、自ら立ち上がってきた経営者の方々から見れば、どんな風に映るかは、言うまでもないことでしょう。

ただし、経営者の方々には実に面白い傾向があります。これは創業経営者特有と言っても過言ではないかもしれませんが、経営者同士なら規模が大きかろうが小さかろうが「トップはトップ、社長は社長」と互いに認め合ったりします。

また、小さな挑戦でも大きな挑戦でも、「チャレンジしている人はしっかり認める」という傾向が強くあったりします。これは、サラリーマン社会とは大きく異なり、学歴も関係なく、失敗がマイナスポイントにならない、実に清々しい世界と言えるでしょう。

翻って、この大きく魅力的な世界に、一体どれだけの人がチャレンジしているのか…と言えば、その魅力とは裏腹に、圧倒的に少数の人しか参入していないのが現実です。人口比で考えれば一目瞭然ですが、社長は100人に1人くらいしかいないのが実態なのです。

それだけ難しく危険で大変なのか…と言えば、100人に1人しか成功しないとしたら確率1パーセントですが、そんな低い訳ないでしょう! と独立した人はなら答えるに違いありません。要は、挑戦する前に諦めているとか、怖い怖い…でやらない人が圧倒的に多いということです。

なにせ、独立を目指したり、商売を始めようとしている挑戦する人たちの集団から考えれば、10人に3人、多ければ5人6人は成功していっているのが現実だからです。しかも失敗しても再チャレンジはいくらでもできるのが、肉体的なものに左右されるプロスポーツ系などとの違いです。

あなたが、この事実に対してどう考えるかはあなた次第です。思い描いている夢を空想で終わらせるのか、本気になって掴みにいき、実現させるのか…。

その一番の要因は、「行動」であり「挑戦」なのです。言葉は悪いですが、空想では飯は食えません。実際、絵に描いた餅ではクライアントからも認められることは決してありません。

あなたは挑戦して夢を実現させていっていますか?
 今年は何の挑戦をしていますか?

著:五藤万晶

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