がんばれコンサルタント! 第602号:コンサルタントが必ず押さえておくべき「決断」における絶対条件

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「ゴトウさん、いろいろ試行錯誤しながらやっていたんですが、やっぱり大元が決まらないと時間の無駄だと気づきまして…」── 先日、オンデマンドセミナーをご利用いただいた方から、Zoomのスポット相談でお話ししていたときに出てきたお言葉です。

先週末は、東京神田にてセミナー開催をしたのですが、会場が満席になってしまったこともあってか、オンデマンドの方をご利用いただいた方々がいらしたのですが、個別のスポット相談で幾つか具体的なアドバイスもさせていただきました。

ちなみに、昨今では会場にお越しになられる方も、オンデマンドをご利用になられる方も、既に五藤の本をお読みいただいた上での聴講の方が大半になってきたためか、ご質問内容も濃かったり、コンサルタント商売に対するお考えもしっかりされている方が多いというのが、率直な印象です。

だからこそ…というべきでしょうか、以前に比べて「悩みが深い」という方が多いようにも感じています。それは、言葉の端々からにじみ出てきたりします。

例えばよくいただく質問に、「コンサルティングの商品化で悩んでまして…」といったものがあります。いろいろ試行錯誤しているけれど、納得いく商品化ができなかったり、どうにもしっくりこない…といった類のお悩みです。

こうした場合、お話を伺っていくとほぼ同じ原因が浮かび上がってきます。それは、「具体的に何をやるのか?」が定まっていない…というものです。

こう申し上げると、「これからコンサルタントを始める人ならいざしらず、自分はすでに独立して仕事をやっているのだから、何をやるのかくらいは決まっている」…と思われる人も多いでしょう。実際、このことを申し上げると大抵の方から、露骨にそんな表情が返ってきます。

そう、何をやるのかくらい決めているし、誰でも分かっている…。大抵の人がそう考えても不思議ではありません。

しかし、大事なことは、「職業的に〇〇をやる」とか、「自分はコンサルタントになる」ということを決めたとしても、それは「具体的に何をやるかを決めたことには残念ながらなっていない」という話です。

しいて言うなら、「選択」をした程度…と言うと語弊があるかもしれませんが、旅行に行くのにアメリカに行くのかフランスに行くのか悩んで「アメリカにする」と選んだ程度と変わらない…という話です。

馬鹿にするな…と叱られそうですが、現実問題として、どこに行くのかはわかったけど、「具体的にどうやって?」を定めて実行していかない限り、永遠に決めたことが実現しない…ということが起きてしまいます。

これがプライベートの趣味の話であれば、気長に楽しくやっていくのもいいですが、ことビジネスにおいては多くの場合生活もかかってるでしょうし、人生を大きく左右してしまうことは間違いありません。あまりにももったいない話になってしまうのです。

決断する…ということを考えるとき、人は誰でも、「何かをする」とか、「〇〇にする」といった、選択のことを思い描きがちです。実際、多くのケースで、「〇〇の決断」といった場合、選択をイメージしていないでしょうか。

しかし、決断が、選択だけで済むことは実際には皆無です。映画などでは、司令官やリーダーが「〇〇にする」といったところだけ大きく取り上げられたりしますが、その手前の「戦略」やその後の「実践や実務」の部分が絶対的に重要なのです。

もしこの部分がなければ、「単なる掛け声だけ」や、「無方針による混乱」、「遅々として進まない」といったことが起きかねないのですが、本当に分かる相談相手がいないだけに、一人ビジネスの起業で陥りやすい罠だったりする訳です。

端的に言えば、ビジネスにおいて何をするのかを具体的に決めるとは、「明確なコンセプトが決まる」「方針が決まって自分で未来を考えられる」、「具体的に光る商品・サービスを持つ」…といったビジネスにおける具体的な活動ができる最重要の要素を定めることを意味します。

具体的にこれらが決まっていれば、自分のビジネスにおいて、自分が何をしなければならないのか? 何をしたいと考え、それをどうやって実現していけばいいのか…について、自分で大筋理解し、考えて決めて、商品を整え、活動できるようになります。そして驚くほど強烈な推進力を発揮できるようになります。

もちろん、具体的に何をするのかを決めていたとしても、百発百中になることなどあり得ません。世の中そんなに甘くはありませんし、10に1の確率で当たるだけでも凄いこと…というのが現実でしょう。

しかし、何かをするのに迷い、あっているのか間違っているのかもよく分からず、しかもどこかくたびれ儲けばかりで悩みが深いとしたら、それは土台が定まっていない可能性が高いと言わざるを得ません。

土台をつくる、土台を持つのに早いも遅いもありません。持っていて損なことは一つもありませんし、ビジネスをするときに無ければ大いに苦労するだけです。

それは即ち、コンサルティング商売において言えば「体系化」であり、自分独自の土台づくりや整えということですが、まさに、選択に実現可能性の高い具体的な行動が伴う…と言うことであり、大いなる決断になる訳です。

あなたは、選択を決断に変えていっていますか?
 報われる夢の実現のために選択に続き、具体的な行動を加えていっていますか?

 

著:五藤万晶

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