がんばれコンサルタント! 第592話:コンサルタントが押さえておくべき、人が本を薦めてくれた時に考えるべきこと

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「ゴトウさん、本日Zoom相談をお願いした経緯は、実はある方から本を薦められたからなんですよ…」── 先日、オンデマンドセミナーをご利用いただいた方より、Zoom相談をご依頼いただいた際に伺ったお言葉です。

なんでも、親しいビジネス関係の方から「この本、あなたに良いと思うよ」と、「白くて銀色の字の本を薦められた…」とのこと。その場でアマゾンで注文して手にされたそうですが、面白いことに「正直、前半はなんだこれ? と思った」というのです。

まあ、なんとも正直な方です(笑) 他でも「一度投げた」とか「中断して数カ月後に読み直した」といったお声は何度か耳にしていますので、いわゆるサクサク読めるとか、とっつきやすい本かどうかと言えば、決してそうではない部類に入るでしょう。

また、自分が思っていた内容ではない場合、いわゆる「葛藤」や「抵抗」が生じて、読み進めるのが苦痛になったり、忍耐が必要になることもあります。

いずれにしろ、まともに本を一冊最後まで読むということは、何かと我慢や努力が必要なことは間違いありません。本人が意図して読み進めない限り1ページたりとも進まないのです。

これがテレビや映画、ユーチューブ…などであれば、言葉は悪いですが、それほど努力しなくても時間がくれば見終わります。

目を開けて聞いていれば(寝ていても気づかない可能性もありますが…)見た気がして分かった気がする…ものとの決定的な違いです。思考を伴う必要性もなく、努力も必要がない。当然、理解度も大きく違ってきます。

重要なことは、何を目的としているのかという点です。情報を得ることが目的なら、テレビや動画などが得意とする即効性や分かりやすさは大きな武器に違いありません。

しかし道具には向き不向きというものがあり、本には本の、活字ならではの特徴があります。そもそも「どう方向性を決めていくか」、「どう考えていくか」「どう変えていくか」…といった根本の思考エンジン的な部分については、文字を読み込みながらの反芻的な脳内処理によってつくり上げていく必要があります。

それは、時にページを戻ったりすることもありますし、何度も読み返すこともあります。自分の速度で時間をかけてページを繰り、理解しながら先に進むことで、目には見えていないのに物事を概念的に頭の中で動かし、抽象的なものや他人の思考も理解することができます。

このことは、他の商売ならいざしらず、コンサルタント業においては必須とも言えるものです。抽象概念でビジネスを捉えてどうすれば良き方向に導けるか、どうすれば見えない仕組みを構築していけるか…など、ある意味最も重要なことだからです。

「良薬口に苦し」と言えば言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、後々効いてくるとしたら、活字が痛かったり何を言っているのか分かりにくくて当然でしょう。逆に言えば、何の抵抗もなく、理解に苦痛も伴わないとしたら、それは単なる娯楽か、はたまた時間つぶしの本に過ぎないということです。

こうした点を考えるとき、子供相手の「この本いいよ」ではないだけに、大人が、それもビジネス関係の人が「あなたにこの本お薦め」と伝えるとしたら、そこには一定のレベルが伴ってのお薦めに違いありません。だからこそ重要なのです。

まだ自分が知らない、思考を鍛えて次のステージに上がる何か…を伝えてくれている可能性もあるのです。また、「こんな考え方」「思考法」がある…と教えてくれているのかもしれません。それらは、自分のビジネスはもとより、生き方を変えるきっかけになるかもしれないということです。

もちろん、誰でも彼でもお薦めの本を読めばいいかと言えば、そんなことはありません。「誰が薦めてくれたのか?」は、最も重要と言えます。その信頼できる人が薦めてくれた本であれば、必ず読んでみることです。そして良いも悪いも最後までしっかり反芻しながら読んでみることです。

逆に言えば、「薦めてくれた本で、その人のことが分かる」とも言えます。まだそれほど深く知らず、信頼に足る人か分からないような人の場合、むしろお薦めの本を訊いてみるのも手でしょう。

まともな本がでてこないようであれば…??ですし、はっとするような本を知らしてくれたら、ご縁がきっとあるに違いありません。

ちなみに、冒頭の方に白い本とはこの本ですか? と聞いてみると、『あなたの知識や経験を、コンサルタントになって大きな稼ぎに変える法』で間違いなかったとのことで、ご自身の状況に参考になるよ…と知人が薦めてくれたそうです。

現在の状況が大きく変わって、次のステージへ突き抜けていくきっかけになることを願ってやみません。そして、そのお手伝いを当社では心を込めて行っていきます。

あなたは思考を鍛えるために本を手にしていっていますか?

 

著:五藤万晶

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