がんばれコンサルタント! 第537話:チャンスというものについての理解と捉え方

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「ゴトウさん、すみませんが今日はこの後、急いで帰らないといけなくなりまして…」── 先週、コンサルタント仲間の方々と一緒に、ある催し物について色々やっていたのですが、それがちょうど終了した時に出てきたお言葉です。

中京圏からお越しになられていた方でしたが、東京から急いで帰る…というので「どうされたんですか?」と聞いてみると、「母親が救急車で運ばれたと連絡があったんですよ」という思わず、えっ!大丈夫なんですか? という話。

なんでも午前中に連絡がきていたそうですが、午後いちのお仕事に「穴をあける訳にはいかない」と、普段と変わらぬ様相で催し物をこなされていたというのです。

それで、ご自分のやるべきことが終わったので、急いで帰らなくては…という訳だったのですが、ご本人いわく「今年は本当に色々起きますね~。この前は家内が大きな怪我をしましてね…」と帰り際に一言二言、言葉を交わしましたが、何はともあれ、とにかく急いでお帰りになられることに…。

こうした話をしていると、いつも思い返されることがあります。それは、「思い通りに勝負やチャレンジできるタイミングなど、人生には思っているほど多くない」ということです。

もっと端的に言えば、「どうしようかな…」なんて悩んでいられるのは、すごく環境のいい時なのに、それに気づかずにチャンスを失っていっている…という話です。

若いうちは特に気づきにくいものですが、何かをやるときに「自分のこと、自分の環境しか考えずに、どうするか考えている」ということが多いものです。しかし世の中、そんな恵まれた状態で勝負するかどうか…を考えられる人は、極めて稀というのが現実です。

簡単な話、自分の健康面はもちろんですが、身内の誰かが病気になったり、怪我をしたり、そうでなくても何か重要なことをや精神的に凄い状況になっていたりすれば、それを放っておいて自分が何かチャレンジや勝負に打って出る…ということは、実に難しくなってしまうのが世の現実です。

例えば、受験する子供がいるとき、家族旅行に行けない…という話はよく耳にしますし、大きなお金の出物があれば慎ましやかにするでしょうし、家庭内に不和があれば気もそぞろですし、高齢の身内が入院ともなれば、パーっと騒ぐのもどこか憚られたり…。

そんなこと気にするの? という人もいるかもしれません。実際、自分のこと以外、一切何も気にせず好き勝手のように振舞っている人もいますが、ことコンサルタント商売において言えば、クライアントが存在し、そこには経営者のみならず多くの人が必ず関わってくるだけに、気にしないで済む…と考えるほうがどうかしていると言えます。機械相手の商売ではないからです。

人と関わって、しかもその方々に指示したり動いてもらってはじめて成果や実績が積みあがっていく仕事なのですから、人の心の機微を察することができなかったり、または無視するかのような言動をすれば、当然ながらコンサルティングが上手くいくことなど不可能な話となります。

経営者においても、「いつも良好な状態」というのは、現実的には非常に少ない期間だったりします。表向きいい感じに見えていても、内情は色々抱えていたりすることも珍しくなく、そうしたことを「何食わぬ顔」で普通を装っていたり…。

こうしたことを経験値的に分かってくると、「チャンスとは、通り過ぎていくのを捕まえられるかどうかのワンチャンス」…ということが、頭ではなく、皮膚感覚的に分かるようになってきます。そう、一回キリのワンチャンスをつかめるかどうか…と。

失敗を繰り返したり、後悔する人たちに共通するのは、チャンスというものを「ブランコ」や「周期」のように考える共通点があります。何度もチャンスはあり、そのタイミングを見計らって行えば上手くいくハズ…というものです。

しかし、学校の試験や株式など相場性のようなものなら周期性うんぬんも考えられますが、「ビジネスにおけるピンとくるチャンス」は、決して何度もやってくることはありません、来るのは、まったく別の風であり、これまた一度キリでワンチャンスです。

だからこそ、自分のみならず、周囲も含めて勝負ができる環境があるとすれば、それは類まれなチャンスに違いありません。コンサルタント自身がそのことを理解することは、背中を押す立場として、同じく経営者にも勇気と本物のチャレンジスピリッツを与えるためにも極めて重要と言えます。今、とても重要なワンチャンスが来ていますよ…と。

ちなみに、冒頭のコンサルタントの方から後ほどご連絡をいただき、救急車のお母様の件は身内が大事をみて呼んだそうで、命に別状はなかったと聞いて一安心しましたが、ご本人は周囲からの「ヒヤッとさせられる」ことによって自分に与えられている「貴重なチャンスの時間」を大いに自覚されたに違いありません。

あなたは、自分の貴重な勝負できる時間、挑戦できるタイミングを理解していますか?
来たる次のチャンス、ワンチャンスをつかみにいく準備はできていますか?

著:五藤万晶

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