がんばれコンサルタント! 第522話:コンサルタントが必ず押さえておくべき、自己矛盾に気づく必要性

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「ゴトウさん、クライアントさんから夜な夜な電話がかかってくるんですよ…」── 先日、ある仕事上のことで打ち合わせをしていた時に出てきた、今年コンサルタント起業されたお仲間の方の言葉です。

なんでも、気になったことがあると昼夜お構いなしというか、せっかちな気質のクライアント先の社長さんから、「あそこのことがちょっと分からないから…」など、よく電話がかかてくるとのこと。

詳しく聞いてみると、さすがに「夜な夜な…」というのは大げさでしたが、結構な頻度でかかってきていることは間違いないようで、これはなかなか大変…という感じ。

まあ「熱心な社長さんだから…」というのは簡単なことですが、こういう時にいつもお伝えしていることは、「ご自分の考えと指導を一致させるように…」ということです。言っていることとやっていることに食い違いがある、もっと言えば「矛盾」があれば、その指導に嘘が生じるからです。

何も難しいことを申し上げている訳ではありません。要は、自分が夜中に電話で悩まされたくない…という考えであれば、「お客さんからの電話に、あなたは夜でも出なくてはならないですよ、それがお客様第一だから…」などと、自己矛盾するようなことは指導してはならない…という簡単な話です。

極めて単純なことですが、なぜかこういうと、「自分の場合と指導先では立場が違う!」とか、「コンサル業と一般のビジネスでは違うから…」など、まあ要するに屁理屈を言ってくる人が出てきたりします。

ただし、そういう人に限って、自己矛盾に気付かずに後々、大きな問題を起こしたりしているのを、残念ながらたくさん見てきました。

なぜそうなるか…は、もう言わずもがなでしょう。言っていることとやっていることに食い違いがあれば、それは必ず負の要素として蓄積していき、あるとき臨界点に達して問題が表面化します。矛盾があれば何かがおかしい訳ですからそれが大きければ大きいほど、後々、大きなしっぺ返しとなって痛い目に逢わざるを得なくなるのです。

大きな痛手にならない場合は、そもそも大した日の目も見ないで堂々巡りを続けたりの場合もあります。要するに、何か上手くいかないことがあるとき、そこに矛盾や理論の欠如はないか…を必ず確認すべきなのです。そこに気づかずにやっているから何度も何度も同じところをグルグル…と延々と回らざるを得なくなっているのです。

 「他人には値引き要求をしているくせに、自分が値引き要求されて憤慨している人」
「安いお店にしか行かず"コスパ"が口癖なのに、安い仕事しかこなくて悩んでいる人」
「会社を辞めて活躍している人をみて羨ましくも苛立っているが、自分は飛び出せない理由探しをしている人」
「無料でセミナーやっておいて、有料の契約やお金を払ってもらえない…と怒っている人」
「自分はさんざん他人のをパクっておいて、自分がちょっとでもマネされると…の人」…

などなど。。自分の言動と矛盾しているのに、それは横に置いといて文句を言っている人たちは決して少なくありません。そして堂々巡りをしている理由にも気づいていなかったりします。いませんか? そういう人。身の回りに…。

もちろん、すべてが「理路整然」と、そして「一片の曇りもなく」…という人は稀でしょう。稀というよりほとんどいないと言うべきかもしれません。誰だってどこか理屈では整理がつかない、毒々しい感情や考えの部分があって収拾をつけるのに難儀していたりするものだからです。

だから…という訳ではありませんが、様々な悩みや経験を通して、その矛盾や何とも言えない感情などに対して、納得や包括していける考えをつくりあげていく必要があるのです。

横に置いてしまうと、永遠に自己矛盾が続きます。悩みは何年経っても解消されることはありません。同じレベルやステージでは堂々巡りだからです。そこから抜け出るために必要なことは、「自己矛盾と向き合う、気付く」ということなのです。

考えや言っていることに少しでも行動が近づく…。コンサルタントであれば、当然クライアント先にも同じこと進めていってもらう。

自分の考えや言葉と一致したクライアント先への指導は、単なる言葉ではなくなります。人生観を伴った言動一致の指導は、クライアントを動かす力になります。そして、その効果は必ずクライアント先からもさながらテコの原理のように続いていくことになります。これは本当にコンサルタント冥利に尽きると言えるでしょう。

自己矛盾は起きていないか、今やっていることは本当にやりたかったことか…。
あなたはコンサルティング先に、自信をもって指導をしていますか?

著:五藤万晶

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