がんばれコンサルタント! 第505話:コンサルタントにとって、なぜ挑戦が必要なのか?

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「ゴトウさん、今回の試みはどうなることやらですが、何年か経ったときに大笑いしたいですね~」── 先週、コンサルタント仲間とはじめたある催し事の後に、一杯やりながら交わした言葉です。

どうなることやら…の言葉どおりになかなか大変な船出で、一杯は一杯でも反省会のような一杯。まあ、思惑どおりにはなかなか進まないのが世の中ですし、上手くいかないのを何とかするのが我々の仕事みたいなものですから、対策を練るのも慣れっこになっていたりします。

実はこうしたことは、創業期からほとんどずぅ~っとやってきていることです。特に親しいコンサルタント仲間の方とは、作戦会議?で喫茶店で追加オーダーしながら一日中、必死に次の手をあれこれと考えていたことも。

その手を実際にやってまた上手くいかなくて喫茶店に…。よく来られますね~と店員さんに笑われてしまう始末でしたが、「あきらめる」という単語を知らない我々は、ひたすら突破口を探したことを今でもよく覚えています。

そのとき、「お金があればもっと簡単にできるのに…」と悔しい感情があったことも覚えています。しかし、後になればなるほどよく分かることですが、「お金があれば…」こそ、最も危うい考え方であり、その時に必死にもがくことこそ重要なことと言えます。ここをすり抜けようとすると、必ず後に大きなしっぺ返しに遭うからです。

理由は単純です。「知恵のない者にカネを持たせたところで、どこかで聞いてきたような当たり前のことに使うのが関の山」だからです。残念ながらそれが現実です。少なくとも商売の神様がいるとしたら、そう思うに違いないでしょう。

実際、知識も経験も浅ければ、他人のやっていることを真似するしかありません。もっと怖いのは、「誰かの真似をすれば上手くいく」と考えてひたすら真似のお勉強?をする人すらいます。

この手の人で、ものすごく上手くいったという人は、まず聞いたことがありません。二番煎じは所詮、二番煎じですし、少し状況が変わった途端に、何をしていいやら自分の頭で考えられないのですから、生き残ることさえ困難になるでしょう。

なけなしのお金しかないとき、それでもなんとかしたいので知恵を絞るのです。大きな勝負ができるようになるまでに必要なことは、お金を集めることでもなければ耳学問の知識や勉強などでもありません。壁を突破していく知恵こそ必要な要素なのです。

そして、この知恵は、決してお勉強ではつかないところに面白さがあります。お勉強で手に入る知識や情報は重要ですが、ここに自らの経験値を掛け合わせて考え、実際に行動していくときに初めて「独自の知恵」が生まれるのです。

お金持ちの二世経営者が大金をつかって新事業を始めたり、社内ベンチャーで大きな資金を用意してもらっても、まず上手くいかないのは掛け合わせる経験値が乏しく、はじき出される知恵がないからです。

コンサルタントでも同じです。自らの経験値が少ないと、いわゆる「机上の空論を偉そうに話す」ことになります。みずから挑戦もしていなければ、薄っぺらい教科書に書いてあるようなことを喋るだけ…ということにもなりかねません。

重要なことは、この「経験値」というものは、感情に大きく左右されながら記憶されるため、普通のことであればほとんど記憶されることがない一方、「強く嫌な思いをしたこと」などは強烈な記憶となって残る傾向があります。同じ成功でも、「一体どうなるか分からない、大失敗するかもしれない…」というような大きなチャレンジのときには強く記憶が残ります。

誰でも失敗は嫌ですから可能な限り避けたいところでしょう。それが嫌な人はそもそも失敗しないで済む「挑戦しない」という人もいます。それはそれでその人の勝手ですが、一方で諦めずに何度もがんばって挑戦をする人もいます。

当然ながら何度もチャレンジする人は失敗も数多く経験します。このとき、記憶される経験値も数多く蓄積されるわけです。これは諦めた人にとっては思い出したくない汚点かもしれませんが、諦めない人にとっては大きな財産になります。

世の中、良いときもあれば悪いときもあります。大波小波にあおられながらも、10年、20年とやってきた人はたくさんの失敗を経験し、辛酸をなめながらもそれを「経験値として蓄え、知恵に変換していく」ことで強さと逞しさを備えていっているのです。

これからの激動の時代を見据えるとき、コンサルタント業とは「挑戦の伴奏者」であるべきときがより一層強くなってきています。挑戦をしていない人が挑戦する人を、真にはお手伝いすることはできませんし、自らの本当の夢の実現には挑戦が不可欠だからです。

あなたは挑戦をしますか? そして挑戦を続けていますか?
何年後かに笑い話にするために…。

著:五藤万晶

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