がんばれコンサルタント! 第669号:コンサルタントが必ず押さえておくべき、独立して繁盛するための絶対条件

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「ゴトウさん、独立した知人がSNSをやっているんですけれど、ちょっと心配で…」── GW明けに、親しいコンサルタント仲間と一杯やっていた時にでてきたお言葉です。なんでも、長年お勤めしていた会社を「早期退職制度」を使って辞めたあと、盛んにSNS投稿をしているのだとか…。

その内容は多岐にわたるそうですが、いくつか投稿を見せてもらうと「なるほど…」とご心配されている理由が鮮明に…。

端的に言えば、ご自分の活動?の投稿で、仕事の話っぽいのもありますが、何かに参加した話、趣味の話、時事ネタのシェア…。あたかも「自分は色々動いていて凄いでしょ?」とばかりに、“いまの自分を誰かに知らせたい”という気持ちがにじむような投稿がずらり…。

もちろん、プライベートの話であれば何を発信しようが自由です。しかし、「これは仕事とかビジネスとしての発信なのでは?」と思える内容も結構あったりして、そこに問題の本質が見え隠れしてくる訳です。

何が問題なのか…。最たるものは、「何を売っている人なのか」がまったく見えない点です。「自分は〇〇です」と名乗ってはいても、投稿から見えてくるのは“ただの多趣味な人”あるいは“情報好きな元会社員”といった印象。残念ながら、「商売の軸」は、まったくと言っていいほど感じられないのです。

会社を辞めたら独立になる──そんな馬鹿げた話は誰も信じないことでしょう。しかし、そうとしか思えないくらいに、“発信さえしていれば何かにつながる”と思い込んでいる人が少なくありません。これは、極めて危うい兆候です。

これまた理由は単純です。「どうでもいい発信のために、ごく僅かでもエネルギーを使って消耗している」からです。

「ほんのちょっと」の投稿だし、気晴らし程度なのだから、消耗することなどない…と言う人もいるでしょう。しかし、一つだけ言えることは、「チリも積もれば…」で、もしそのほんのちょっとのことを「商売繁盛」のために使えば、数年後にプラスとマイナスの差でどれだけの差になるか…ということです。

要は、独立して商売が順調であれば「お好きにどうぞ…」ですが、まだ立ち上げ途中とか順風満帆ではないとしたら、わずかなエネルギーも無駄にすることなく「やるべきことに投入すべき」なのは、ある領域まで到達した商売人なら誰もが知っていること…という話です。

たかがSNS、されどSNS。本当に定年後の余暇を楽しんでいる方の投稿は、実に自然体で、見る人の心を和ませてくれます。しかし、独立を宣言した人が“意味ありげなイベント参加”“著名人との記念写真”“新しい体験の共有”…これらを繰り返すことに、疑問を抱かないほうが不思議というものです。

では、なぜそんな投稿ばかりになるのか?答えは実にシンプルです。「自分の商売の軸」が決まっていないからです。「自分は何を売る人なのか」がボヤけたまま、やみくもに情報の海を漂っているのです。

これはまるで、“売れないYouTuberが撮影ばかりして歩き回っている姿”に似ています。目的のない動きには熱量が宿りませんし、見る側にとっても価値を感じられないのです。

優秀で忙しい経営者が、同じような投稿をするでしょうか? 売れているコンサルタントが同じような投稿をするでしょうか? ちょっと考えればスグに分かる話です。

ビジネスとは、自分の売り物があり、それを買ってもらうことではじめて廻りはじめます。言葉は悪いですが、売り物ができていなければ、どれだけ動いても「他人の賑やかし」で人生を終えていくことになります。

怖いのは、“賑やかし役”が定着してしまえば、そこから本当の商売へ転じることはさらに難しくなる点です。動き回るのが仕事と勘違いして、「商品をつくる」「商売をつくる」ことに意識がいかず、ひたすら他人の回し車をまわすだけになるからです。

重要なことは、あらゆるビジネスにおいて、“何を売ってお金に換えるのか”──この「換金方法」が定まっていなければ、絶対に商売は成り立たない…ということです。

特に、コンサルタントであれば尚のことです。単に“相談に乗る人”ではなく、“成果に結びつく支援をパッケージ化し、それを提供して対価を得る人”。そこには明確な換金設計が必要なのです。

SNSでも、リアルでも、名刺を差し出したその瞬間に「何を売っている人ですか?」と問われたとき、何と答えるか? そう、一般的には何をやっている人ですか?と訊かれるフレーズですが、ビジネスにおいては、「何を売っているのか?」こそ真意だからです。

換金方法とは、「お金にする方法」のことだけではありません。それは、相手に「価値を提供して報酬を得る」という循環をいかに確立しているか──その仕組みの有無すべてを指します。

あなたは、自分のビジネスの軸を確立していますか? 換金方法を確立していますか?

著:五藤万晶

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