がんばれコンサルタント! 第594話:自分の強みを活かす時、必ず押さえておくべきポイント

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「ゴトウさん、本を読んでオンデマンドセミナーに申し込みました。自分の強みを活かしてコンサルタントになりたいんですが…」── 先日、Zoomスポット相談でお話を伺っていた際のお言葉です。

何か資格や登録などをして…といった方法ではなく、自分が培ってきた強みを活かして、コンサルタント商売を実現させていくことを支援しているのが当社の特徴です。

そして、それを個人のキャラでタレントや芸人のように売るのではなく、あくまでもしっかりとした「コンサルティング指導」、「コンサルティングビジネス」として展開していくための実務と戦略づくりをお手伝いしています。

ですので、当社にお越しになられる方々の大半は、「自分の強みは何か?」「知識や経験、ノウハウを本当に活かしたい」、「自分独自の商売を実現したい」…といったことに強い意識を持ち、そして、悶々と悩みながらも、ご自身ならではのコンサルティングを体系化され、立ち上げていかれます。

こうしたことをお伝えするとき、よく「自分の強みを活かす = やってきた中で出来ることを探す」と、早合点する人が少なくありません。

確かに、表面的に言えば、「強みを探す=得意なこと」であったり、「強みを活かす=得意なことで仕事をする」…といったふうに考えてもおかしくないでしょう。

少なくとも、会社の中で言えば、ほぼ間違いなく「強みを活かす=得意なことで仕事をする」の理解で合っているでしょうし、実際、「あの人は、〇〇が得意だから、あれをやってもらおう」といったこともよく行われている話だと思います。

問題は、これが「ビジネスをする主体者」が同じレベルで考えていていいのか? ということです。レベル…、すなわち「得意=仕事」ということが大きな勘違いだからです。

重要なことは、「ビジネスとして成立している中の、一(いち)仕事」を、得意だからと取り出して、外に出て行おうとしても無理がある…ということです。理由は実に単純です。「ビジネスとして成立しない」からです。

よく、「カメラマンをやっていた」「デザインを担当していた」「編集をやっていた」…といった人が、「フリーになる」といって会社を辞めて直接仕事を受けて…と始めると、最初はそれなりに仕事をもらっていても、しばらくすると仕事がなくなったり、やたら安い発注しか受けれなくて「オカシイ!」と騒いでいるケースがあったりします。

「デザインにお金をはらおうとしない!」などと文句を言っているケースや、「フリーの人たちが割をくっている」といった感じで抗議的に言っている人もいますが、根本的な問題に気づいていなかったりします。

それは、そもそも、ビジネスとして成立する仕組みをつくらず、一部分の機能だけでビジネスができると思っている」ことです。

簡単な話、「経理」や「管理」、「営業」…といった部分、もっと言えば単機能だけでビジネスが成立するか…と言えば、不可能な話ということくらい、商売を実際に回せている人からすれば常識です。顧客開拓や入金、広告宣伝、業務…などなど、ビジネスを回していくには最低限の対外的かつ内部業務を回す仕組みが絶対的に必要だからです。

特に忘れられがちなのが「営業」に関する面で、手に職系の人たちが陥りやすい罠が、まさにココだったりします。

仕事が振られてそれをこなすことにおいては、抜群の力を発揮するとしても、そもそも「仕事がある=受注獲得」すなわち「営業の仕組みがある」が理解できていない限り、そのビジネスは回らないということは、本当に商売を主体的に行っている者であれば、誰でも理解していることです。

そして、この前提に立つとき、ビジネスにおける強みを活かすとは、「強みをベースにして、商売的に回る仕組みをつくる」ことを意味します。すなわち、強み単体ではなく、強みをコアとした魅力的なビジネスとしてのカタチをつくっていく必要性があるということです。

ここを理解できていないと、いつまでも「自分ができる範囲」に固執し、「業務単体」「パーツの仕事」「作業」などに意識が終始してしまい、下請けや請負的なことしかできなくなってしまいます。特に営業面が欠如していれば、行く末がどうなるか…は、言うまでもないでしょう。

大切なことは、強みをベースとしたビジネスをつくり上げる…という、意識変革とレイヤーをあげていくことです。

このレイヤーあげていくことの難しさは、自分自身では自分のことが見えないため、自分単独では非常に困難と言えますが、これはとりもなおさず、クライアント指導においても、大きくつながってきます。

なぜなら、クライアント指導の多くは、クライアントのビジネスレイヤーを上げるお手伝いだからです。そこにコンサルタントに依頼される価値があるとも言えます。

だからこそ、レイヤーをあげていく必要性が絶対的にあるのです。自分の視点やレイヤーが上がらずに、指導先のレイヤーを上げることなど無理な注文だからです。

あなたは、自分のビジネスのレイヤーをしっかり上げていっていますか?

著:五藤万晶

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