がんばれコンサルタント! 第587話:コンサルタントが押さえておくべき、ビジネスが終焉してくときの兆候

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「ゴトウさん、以前お世話になっていたお会社に十年ぶりくらいで立ち寄ることがあったんですが…」── 親しいコンサルタント仲間と、打ち合わせ的に一杯やりながら雑談していた時にでてきた言葉です。

なんでも、二十年近くお勤めされていたお会社に、ちょっとした用事で立ち寄ることになったそうで、久しぶりに昔の上司や同僚、そして後輩などと話をしたそうで、ある意味たいへん懐かしさを感じたとのこと。

一方で、「あれ?」と感じたこともあったそうで、さながら「時間が止まっているかのように、何も変わっていない」と思ったというのです。

もちろん、10年以上時間が経過しているのですから、変わっていないと言っても、色々と少しは変わっているハズです。しかし、「時間が止まっている…」と思わず感じてしまったくらいに、変化していないと思ったというのも事実な訳です。

何がそう感じさせたのか…ですが、これはビジネスの世界で生きていればいるほど、「変わっていないほうが危険」と思うべき、重要な感覚と言えるでしょう。

会社で考えれば、例えば「場所」です。そう簡単に会社の場所なんて変えられないよ! と声が聞こえてきそうですが、もちろん5年やそこらで会社の場所が転々とするのは、むしろ稀なのかもしれません。

しかし、伸びている会社の場合、その成長度合いに応じて拠点を次々に移していくことは普通ですし、他所にサテライトオフィス、支店、ブランチ…などと、拠点を増やしていくことは珍しくありません。

むしろ、オフィスは昔からのまま10年間変わりなく、他に支店もないのに事業が5倍に成長した…という会社の方が極めて稀でしょう。

事業内容に応じて適した場所や人員、これらを合理的に考えた場所がオフィスであり拠点な訳で、事業が成長する、または成長させるためには、適したハコに変えたり新たに用意していくのが当たり前だからです。

事業内容によっても当然、変化は起きます。昨今の「リモート型」を導入したとすれば、自ずと社内の適した形は変わって然るべきです。それが、リモート型を導入しても、机の配置やその他会議室やタイムカードやら規則も何でも…、従来と変わらぬままであれば、何のために導入したのか実際のところ意味が無いというのを、「オフィス自体が証明している」ということになります。

10年という時の経過があっても、もし「主力商品」「主な販売方法」「部署」「ビジネスモデル」…などに変化が無ければ、これが一体何を意味しているのか…ということです。

怖いのは、「一見、変わってるように見える」という時です。新しい商品をやっている…と言っても、基本的に「既存カテゴリーの新しい型番」的なものであれば、それは既存仕事の延長にすぎません。語弊を恐れずに言えば、少し味付けを変えた商品…程度に過ぎないということなのです。

さらに言えば、社内のレイアウトをいじってみたり、部署名を変えてみたり、制服を変えてみたり…といったことも見た目では変わっていますが、同じパターンです。

見た目変わったことは事実ですが、「本質になんら変化がない」ということは、そこに従事している人、さらには外部の取引先からすれば、一瞬で判ることです。

こうしたことは、人にも言えることです。気が付けば「歳だけとっている」ということは、悲しい現実として起きかねません。それで別に構わない…ということであれば、特に問題はありませんが、もし、「いつかは…」などと普段口にしているとしたら、それはまさに、「口だけ」の証明になってしまうということです。

世の現実を鑑みる時、「ある日突然、終焉を迎える」ということは、映画やドラマの世界ならありえることですが、現実の世界では必ず兆候というものがあります。それを見ようとしているか目をそらそうとしているか…だけの違いと言えるでしょう。

兆候を感じるには、1年前、3年前、5年前と比べることです。表面的なことではなく本紙的なことが変わっているか、変えていっているかどうか…。

兆候をわずかにでも感じたら、動くことにつきます。その動きは間違っているかもしれません。しかしそれでも動くことです。動かずに物事がうまく行ったり成功することは、絶対にないからです。

あなたは、1年前とくらべて変わっていますか?
 次の行動をとうろうとしていますか?

著:五藤万晶

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