がんばれコンサルタント! 第573話:コンサルタントが知っておくべき、環境変化からビジネスメリットを享受するコツ

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「ゴトウさん、事務所変わってどうですか? また例のアレやってるんですか?」── 先日、あるテーマの勉強会のためにコンサルタント仲間と集まって楽しく一杯やっていたときの話です。

メルマガにもちょこっと書いていたので、事務所引っ越しのことについて色々訊かれたのですが、何ぶん部屋のカタチが相当変化したこともあって、整理整頓にかなり手こずりまして…。

ざっと言えばかなり細長い長方形でとても合理的な部屋だったのが、今度の部屋は四隅のうち直角なのはたった1つだけというかなり異型のカタチ。台形でもなく「四角形」としかいいようがない部屋に移ったため、書棚などが上手く部屋に入らず半分以上取り替えるという羽目に。

ちなみに、引っ越しや移転をされたご経験がある方なら、手持ちの家具、椅子やテーブルなどをできるだけ持っていくことを考えるのが普通で、そのほうが使いなれている道具だし余計な費用かからないから、半分以上取替なんて、もう少し何とかならなかった? と考えるかもしれません。

そもそも、半分も書棚とかテーブルとかを取り替えなくちゃいけないなんて、移転先の選び方間違えた? と考えたとしても不思議ではないでしょう。

たしかにそういう考え方も間違いなくあります。しかし一方で、新しい場所には新しい場所にできるだけ適したものを…と考えるなら、そこに適した配置や道具を用意して残りをこれまでのもので…とするやり方もあります。そして、それは時として極めて重要なポイントになってきます。

理由は単純です。「変えるメリットを享受できる」からです。もう少しわかりやすく言えば、サラリーマンの転勤や移動のように引っ越しそのものが仕事というか作業ならいざしらず、ビジネスをしている人が場所を移すとき、「環境が変わる効果」を最大限に活かせるようにしたほうが、断然商売的にも得できるからです。

冒頭のアレ…というのは、食事場所のことで、以前から「独立して間もない方」には、必ずお伝えしていることの一つで、「3カ月間、毎日違うところでランチしてみてください」というのがあります。

お勤めから独立したときには、「これからは固定的な収入はなくなって、自分で動いていかなければ何も入ってこない」ということは、言葉としても口にしますし、頭でもわかっているに違いありません。

しかし、本当に分かっているのか? 具体的に行動していっているのか? と言えば、アヤシイ…という人も少なくありません。わかってはいるけど出来ない…ではありませんが、そもそもサラリーマンのときの行動と対して変わっていないため、何につけても受動的だったりするのです。

怖いのは、この受動的、もっと言えば凄いマンネリ的な行動というのを、自分自身はほとんど気づいていなかったりする点です。実際、自分で変わったと思っているのは、「ラフな服装」とか「節約」とか「家の片付け」といった類のものばかり。

これらは、本人の意識とは裏腹に自分の内側のことについてであり、商売やビジネスには何ら影響を与えないものばかりです。簡単な話、新しい出会いや発想といったものに繋がる可能性は極めて低く、外にでていく行動とは真逆とも言えるものです。

たかがランチ…。そう、たかがランチですが、3ヶ月間毎日違うところで食べようと思うと、これは相当がんばらないと実現不可能な目標です。ランチの時間が昼間にこの時間帯に1時間と決められている立場では、ほとんど不可能とも言えるでしょう。

自由な立場? だからできる話とも言えるのですが、実際にやってみると、驚くほどの刺激を味わうことができると思います。「えっ?この店、こんなかんじだったんだ? 」「見た目より無茶苦茶に美味しい」「お客さんと来るなら、この店の夜の雰囲気良さそうだな…」、「この接客は、いままでなかったものだ」、「チラシを渡されたけど、目を引く出来だ」…などなど、得られるものは驚くほど多いことに気づくでしょう。

ちなみに、この方法はある企画会社でも実際に行われているもので、拠点移動のときには全社員に号令がかかり、3ヶ月間違う店に行って…は企画力向上のための鍛錬の一つとされています。

同様に、散髪なども10回連続で違うお店、初めてのお店に行ってみると、これまた凄い刺激で得られるものがたくさんあったりします。たかがランチ、たかが散髪と思う人も多いかもしれませんが、環境が変わったときにこそ、この変化のメリットを享受するために実行する価値があるのです。

なぜ環境の変化のときか…。これまた理由はシンプルです。10年、20年と同じ環境の中にあれば、だいたい周囲のことも分かっていますし、変えたくても変えるほど数がないとか、相当無理しなければ不可能など、デメリットも多くなってしまうからです。これが、環境が変わったときであれば、周囲の状況や使える時間、意識なども大きく変わるため、「慣れたものを変える」メリットを享受しやすいのです。

ひるがえって場所を移すとき、そのメリットを考えるならそこに適したことを考えたり選択するほうが、これまでの物を引きずって使おうとするより自然とメリットを享受できる…ということです。

実際、ビジネスを進化させるために、わざと移転という方法を取る経営者もいます。マンネリを打破しようと号令をかけるより、よほど具体的にマンネリを打破できる実行手法だからです。

世の中は常に変化しています。そしてスピードも増しています。自分のビジネスも変化させなければ当然置いていかれます。

あなたは、自分のビジネスを変化させていっていますか? 環境を変えていますか? マンネリに気づき、打破していっていますか?

著:五藤万晶

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