がんばれコンサルタント！ 第549話：今年を、絶対に成果のあがる一年にする秘訣

「ゴトウさん、くじけそうになったり、自分の思うようになかなか進まないようなときには、一体どうすればいいですか？」── 年末にコンサルタント仲間と杯を重ねていた時に出てきた、気になるご質問の言葉です。

「なかなか思うように進まない」…というのは、駆け出しのコンサルタントの時によくある話…かもしれません。しかし、ある程度年月を重ねてきても、やはり似たような？ことで頭を悩ますことがあるのは、決して少なくないでしょう。

年末の飲み会で、「では、せっかくですのでこのお話については、タイミング的にもお正月最初のコラムで書きますよ～（笑）」とお答えしたのですが、一応それには理由もありまして…。

そもそも論として、同じ「進まない…」の言葉でも、レベルは違ってきているでしょう。何年経っても同じレベルで進んでいないとしたら、それこそ進歩ゼロな訳で、少しは進んでいるハズです。

つまり、どうやったらもう少し進むか？とか、実行力があがるのか？という話ですが、ここで押さえておくべきことは、我々コンサルタントの周囲にあることは、自分自身のビジネスはじめ、クライアント先のビジネスも含めて、「企画と実行」の連続だということです。

企画という言葉がしっくりこない方は、「アイデア」とか「プラン」「計画」「イメージ」など他の言葉に変えてみるとお分かりいただけると思います。要は、「よくなる方法を考えて実行する」という、実にシンプルな話です。

世の中やたら難しく考えて、あーでもない、こーでもない…とずっと堂々巡りしてたりする人がたまにいますが、そうなる人たちの共通点は、間違いなく「実行」が足りないか欠如していたりします。

理由は単純です。実行していたら、「上手くいったか失敗したか」なんて、自分でハッキリ認識できますし、そうなったらなったでその先をまた「考えて実行する」からです。そうならないとしたら、途絶えている訳で、すなわち「やってないんでしょ？」という話です。そうあまりにも単純です。

そこで、この実行力を引き上げられないか…？ ですが、自分と自分以外の力を上手を使うことで、大きく引き上げることができます。こういうのは使わない手はないでしょう。

ではどうするか…ですが、「タイミング」は大きな力となります。「せっかくの機会だから」とか「キリがいいので…」などで始めたなどの経験がある人も多いと思います。そう、いままさに新年も迎えたこの時期、誰もが明るい気分に「自然となっている」このチャンスは、最高のタイミングと言えます。

これ、普通の時に言っても気分のノリ方は全然違ってきます。自分で必死に盛り上げていってもなかなか「進まない」ことは多くの人がご経験済みだと思います。でも、この新年を迎えたタイミングは、不思議なやる気で満ち溢れていると思います。これを使わない手はないのです。

そしてもう一つ。この不思議なやる気で何を実際にやるのか…ということですが、ことプライベートのことは横においておいて、あくまでもビジネスのことであれば、進めるための「最も重要な一歩目」、「重しになっている急所への着手」「障壁になっている処への一撃目」を実行し始めることです。

周辺の作業的なことをどれだけ実行しても、それは所詮、進めることにおいては力を発揮することはほとんどありません。どれだけやっている風を続けていても、結局なんら変わることがないのは、他ならぬ自分自身が一番知っていることに違いありません。

起業なら、様々な勉強は大切かもしれませんが、実際に始めるなどをしない限り何も動きませんし、自分のビジネスの革新や新しい事業をつくる…としたら、やはり悶々としながら細々としたことをやっていただけでは何も始まりません。打って出てみない限り進まないのです。

えっ？ それができれば苦労しない…？  いえいえ大丈夫です！なにせまだお正月ですから、「自分に命令」してみてください。明るく朗らかに、「あなたらできるから、やってみなさい」…と。

自分だけで考えて動こうとしてもなかなか動けなくても、他ならならぬお正月パワーに自分も身を寄せて、他ならぬ自分に実行命令をくだしてみてください、「自分が命令しているんだから…」「これは命令なんだから」…と。

小さくても急所にむけた一歩は振動となり、必ず大きな響きとなって表れてきます。勇気が周囲を少しずつ変えて、きっと今年のおわりのころ、大きな成果を実感をされていると思います。

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