がんばれコンサルタント! 第529話:コンサルタントが押さえておくべき、ビジネスにおける「我慢と努力」の大前提

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「ゴトウさん、メルマガって本当に効果あるんですか?」── 半年くらい前から個別コンサルティングでお越しになられている方からの、営業に関してでてきたご質問の言葉です。

メルマガ、いわゆるメール配信のことですが、法人でも個人でも、行っているところは数えきれないほどあると思います。当社でも創業当時から「がんばれコンサルタント!」のご案内を週一ペースで行ってきていますので、号外的なものを含めると、恐らく550回くらいのメルマガ発行をしてきていると思います。

実はこの「メルマガって本当に効果あるの?…」のご質問は、よくいただくものの一つです。大きく分けると内容的には2種類あり、「いまどきメルマガって古くないか?」という類のものと、「こんなにたくさん世の中にあるのに読んでもらえるの?」といったものでしょうか…。

どちらも気持ちはよくわかります。ツイッターやフェイスブックに代表されるSNSが、世にあふれている時代です。ビジネス系の界隈では、盛んに「これからは〇〇だ!」といった話が喧伝されていたりします。手法としてもユーチューバーが代表されるように、「これからは動画だ!」と、これまたメルマガのような活字だけのものは、「古いのでは?」といった印象を持つ人も少なくないでしょう。

実際、ご説明している際にも、ほとんどセット?のように「動画はどうですか?」と聞かれることが多く、「むしろ、いまさらメルマガ?」の感じさえ漂っていたりします。

本当にメルマガがもう古いものかどうか…はさておき、個人的な用途で使うならいざ知らず、ビジネスで使うとしたら「何のために使うのか?」ということと、「使う道具に対する本質的な理解」が必須となります。

何か行っていることは、すべて、明確な目標があってそれに対して近づいていくための「論理的に裏付けのある活動」でない限り、成果は偶然でしか得られず、費やされる活動は「単なる道楽」や「やっている風」にしかならないからです。

このことは、先生業のような一人でビジネスを行っている場合には、特に注意が必要です。一つのエネルギーの無駄が、ビジネス全体に影響する度合いが圧倒的に大きいからです。

簡単な話、「毎日30分の効果的な活動」と「毎日30分の無駄になっている活動」とを比べれば、一人商売においてどれだけの差になるか…ということです。

たかが30分ですが、年間にすればプラスとマイナスの差で言えばまさに365時間になる訳で、貴重な経営活動の時間差として2週間もの差が生じてしまう…ということです。

こんなことは言わずもがな…ですが、それでもあえて申し上げているのは、「メルマガ」に効果があるのかどうか…や、「動画」に効果があるのか…などは、大前提として「何を発信するのか?」こそが極めて重要だからです。

そう当たり前のことを申し上げているのですが、「何を発信するのか?」とは、「ビジネスにおいて、どう営業していけばいいのか…」という全体像ならびに導線の設計があってこそ、はじめて定まり、そして機能する事だからです。

すなわち、単に反響があったとか、ウケた…といったことなどどうでもよく、あくまでも「自分のビジネスにおいてどういった発信が必要なのか?」ということを把握できていない限り、意図した成果に近づいていくことは不可能だからです。

よく、「担当になったから…」といった理由で、メルマガの発信を任されている企業の担当者がいたりします。何を発信すればいいのかの具体的な指示がないのはもちろん、そもそも企業としての方針や考えも定まっていないことも珍しくありません。

これで会社や部署を代表するメールの送信権限をよく与えているものだ…とも思ったりするのですが、結果、起こることは炎上騒ぎが起きるか、はたまた誰にもまったく刺さらない、ゴミ箱直行メールのどちらかになったりすることが実に多いのです。

そう、よくある話です。しかし、これはコンサルタント業の方々においても同様のことが言えるから怖いのです。「自分のビジネスやコンサルティングの全体像を定める」という、最も重要な体系化をおざなりにしておいて、何の道具を使うかとったことばかりに意識がいっている人が少なくないからです。

大切なことは、最重要のビジネスを回す仕組みを理解した上で何の発信・活動をしていくのか…ということです。しかも、これを続けることは決して易しくはありません。何をしているのかを理解した上で、常に効果を検証しながら一つ一つ、工夫や改善を弛まずに行う…という、本当の意味での我慢と努力の継続が必要だからです。

ひたむきな努力…はとても大切です。しかし、どれだけまじめにコツコツやっていても、そもそもの設計が間違っていたり、頭を使わずに努力をしていれば、それらは何の効果もあげることはないのです。

あなたは、自分のビジネスの全体像を把握していますか? 導線の設計がされた上で発信しなければならないメッセージ・情報を定めていますか?

著:五藤万晶

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