がんばれコンサルタント! 第474話:コンサルタント商売で金メダルを取るために必要な、謙虚に関する絶妙な感覚

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「ゴトウさん、コンサルタント商売で浮き沈みってあると思うんですが、どういうことに注意したらいいんでしょうか?」── 数年前からお越しになられているコンサルタント仲間の方からのご質問の言葉です。

コンサルタント商売も、他のさまざまな商売と同じで、多種多様にある商売の中の一つです。これはもう、何度もこの「がんばれコンサルタント!」でお伝えしてきたことです。

ですから、他のご商場と同じく、ビジネスの追い風がビュービュー吹いているようなときもあれば、想定外の逆風に苦戦を強いられることもあるでしょう。

そして、同じコンサルタント商売といっても、この業界は特に、何か規格や資格などで統一されたものなどがない世界だけに、「業界全体」として追い風とか逆風というのはほとんどない、というより無関係、というほうが適切といえるでしょう。

極端な話、業界特化型でされている方の場合、その業界の景気動向をモロにかぶるかもしれませんが、違う業界の方や手法に特化した方であれば左うちわかもしれないからです。実際、昨年のコロナ禍では、この傾向が顕著に現れました。同じ飲食業界であっても、提供しているコンサルティングの内容で、天地ほどの差が実際に出ていました。

コロナほど強烈ではなくても、景気動向うんぬんは、いわば自分の裁量範囲を超えている面もあります。だからといって、〇〇の業界がいい…と、すべてのコンサルタントが一斉にその業界に参入する…ということも、これまた非現実的な話です。

大きな方向性の選択が重要なことは間違いありませんが、一方で、自分の側にあること、自分の裁量範囲に対しての努力も極めて重要です。自分の努力一つ一つは小さなことに過ぎなくても、積み重ねることで好転させたり、良い状態を少しでも長く続けていくことが可能になるからです。

今や世界的なスラッガーと言える、大リーガーの大谷選手は、その昔、自分の夢実現のためのシートを書いていることで有名ですが、その中に、「運」についての記述があり、審判に対しての礼節を記しているのは、注目すべきことでしょう。

世の中、「運がよくなりたい」という人は山ほどいますが、具体的にどういう行動をするのか…ということについては、急に「???」となったり、「お祈りする」とか…のレベルになったりします。まさに神頼みになったりするのです。

重要なことは、自分の裁量の範囲でしか、世の中何も変わらない…という、もうあまりにも当たり前のことを本当に自覚しているのか…ということです。上手くいかない人に限って「他人頼み」「神頼み」を必死にやろうとする傾向があるからです。

自分の仕事、自分のビジネスを成功させていこうと本気で考えるとき、そもそも論として「自分のやっていることが好き」でなければ、どうやってお客様に買ってもらうのか…ということが起こります。

嫌々だけど、お金が必要だからやっている…という状態であれば、これは逆の立場で考えれば、「そんな人には頼みたくない」と思って当然でしょう、という話です。これは当然ながらコンサルタント業に限った話ではありません。あらゆるビジネスに共通する、根本原理です。

だからこそ言えるのは、「謙虚さ」が大切ということです。自分が行っている商売に対して、慢心や奢り、尊大さなどがあっては、上を目指していくということが難しくなります。謙虚なきところに向上はないからです。

先生業はよほど注意しないと、「先生」という仕事柄のポジション故、周囲からチヤホヤされがちで、気づけば慢心、裸の王様になりかねません。

だからこそ、謙虚を意識的に行っていないと放っておくと、傲慢さむき出しの暴れ馬のような状態になって、一時的な繁盛はあっても、その後、消えていった…という残念な先生になってしまいます。そうした先生も多数みてきました。

ただし、謙虚と似ているようでまったく違うものに、「卑下(ひげ)」があります。自己を低姿勢で…という意味では同じように思っている人が多いのですが、もっと高みを目指すために初心に返るがごとくの謙虚と、自らを低めるために行う卑下とでは、真反対とも言えるほどです。これは逆に、「絶対にやってはならない」ことです。

大切なことは、自分を貶めていないか…ということです。低姿勢なあまりに、「自分なんて…」「私なんかには…」「どうせ…」といった余計な言葉に代表される、自らを攻撃したり咎めたりしていれば、これはまったく意味がないどころか、マイナスの効果しか起きない…ということです。

事実、「自分なんて…」という言葉を頻繁に使えば使うほど、もっていた自信も失われていきますし、何よりやる気が減っていくことがわかると思います。そもそも、「私なんて…」と言っている人に、大切な相談事をしますか?という話です。

たかが言葉くらいで…と思う人もいるかもしれませんが、本当に重要なことです。「謙虚はすれど卑下はするなかれ」。この微妙な塩梅が商売には必要で、コンサルタント業には特に大切になります。卑下はしなくても傲慢になると、これまたアウトになってしまうからです。

本当に長い時間がかかりましたが、ついに東京オリンピックが始まりました。さっそく金メダルを獲得する選手が現れ、日本を沸かしてくれています。本当に嬉しいことです。彼らの自信にあふれつつその謙虚な言葉に耳を傾けるとき、喜びをより一層共有できる自分に気づく人が多いと思います。

もちろん難しいことに違いありませんが、自分のビジネスにおける金メダルは、自分が作り出せるものです。だからこそ、自信と謙虚さがあれば誰にでも金メダルの可能性があるのです。

あなたはチャレンジしますか?
 がんばれニッポン!、がんばれコンサルタント! 

著:五藤万晶

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