がんばれコンサルタント! 第35話:空気が読めないと…

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第35話:空気が読めないと…

 少し前、お知り合いのコンサルタントの方が自主開催されるセミナーに、「時間があれば見に来て下さい…」とのことで、事務局?になりすまして参加したときのことです。

 セミナー会場では、静かにクラッシックが流れる中、すでにお越しになられている方々同士、お話しや名刺交換などをされていて実に和やかな様子。空いている椅子をみつけ、お隣りの方に軽く会釈して席につきまして…

 そうした中で、ひときわ大きな声で、「私は○○コンサルタントで、何か仕事があればぜひに…、あ、そうそう、こういうのもやっています。これがパンフレットで、それから…」と騒々しい方が…。

 経験的に言わせていただくと、こうしたやたらに名刺交換をして騒々しい人は、えてして売れていない方が大半です。理由は空気が読めない人だからです。

 よく、「セミナーに参加したら積極的に名刺交換して…」という話があります。ある面、人の輪を広げる意味で正しいかもしれませんが、これはご参加されている方々が似た者同士や近しい職業・立場のときの話で、それが違えば話は変わってきます。

 経営者が多く参加されているセミナーに、コンサルタントの立場の方が参加した場合、言ってしまえば周囲は営業先…でもある訳です。

 主催者の方から紹介してもらったり、節度を持った範囲なら全然問題ありませんが、営業現場?とばかりに、 節操無く手当たり次第に名刺交換をしようとする人がいます。こういうのは主催者から見れば、「荒らし屋」になってしまうので、厳に慎むべきです。

 セミナー終了後に、「この前のセミナーでお会いした○○です! ちょっとご案内したいことがあって…」と、ガンガン営業メールや電話をかけてくる人や、集めた名刺あてに無差別にダイレクトメールを送って、自主開催のセミナーに引き込もうとする人です。

 こういう輩が増えると、主催者にクレームが行くので甚だ迷惑になりますし、そもそもほかの先生のセミナーに集まっている人を、狩場のごとくあさる行為は、コンサルタントとしていかがなものか…とも。。

 コンサルタントの仕事とは、基本的に「裏方の仕事」とよく申し上げていますが、これは空気が読めなければ務まらない仕事です。コンサルティング先で経営者をさしおいて勝手な動きをしたり、命令したりすればどうなるか…。また、コンサルティング中に、取引先やお客様と出くわしたとき、咄嗟にどうするか…。社長の顔に現れる悩ましい表情の合間から、どのタイミングで決断を引き出すか…。

 そういう意味では、コンサルタントだからといって、決算書が読めなくても、自分の専門分野に長けていれば全然問題ありません。しかし、空気を読めないとなると、これは商売にはなりません。

 名刺交換で、一方的に5分間以上話をしてきた「自分はコンサルタント」、という方にお会いしたことがありますが、後で「仕事が全然ない…」という話を聞いてやっぱり…と思ったことがあります。

 懇親会でも、場を盛り上げる話題提供なら皆さん喜びますが、お酒が入った勢いもあって? 講師の先生を差し置いて、延々と「私はこう思うし、こうあるべきだ!」と持論を振りかざされる方がたまにいます。

 参加されている方は、講師の先生の考えや話を聞くために、お金を払って来られているのですから参加者の持論展開など、甚だ迷惑な話。しかし、ご本人はご満悦?でまったく気付かない様子。

 持論の展開は、ご自身が先生のときの自分のセミナーですればいい訳ですが、きっとそうした機会がほとんどないために、衝動に駆られているということなのでしょう。

 酷いのにいたっては、懇親会で講師の先生の考えを露骨に批判し、それよりいい方法がある…と、営業活動をしたりする人もいますが、こうなれば、もはや完全に論外。聞けば「売れなくて困っていて、つい…」とのことでしたが、コンサルタント云々以前に、人間性を疑ってしまいます。

  企業や経営者を導く仕事であるかぎり、自覚も一流を目指さなくてはならないということです。コンサルタントは、人に見えないものが見えなくてはできない仕事ですが、中でも空気が読めることは、本当に重要なのです。 

 

 

 

著:五藤万晶

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