がんばれコンサルタント! 第249話:ビジネスが上手くいくかどうかを分けてしまう、たった一つの言葉

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「ゴトウさん、そう言えばその言葉、顧問先の社長で使っているところは、みんな業績がイマイチですよ…」── 先日、知人のコンサルタントの方々と、大衆居酒屋で楽しく一杯やっていたときに出てきた言葉です。

以前から不思議に感じていたことがあって、そのことを話していたとき、「そういえば一緒!!」と盛り上がった…ということなのですが、その「以前から不思議」と思っていたことは何か…と言えば、「やらなければならない立場の人ほどやらない」というもの。

例えば、「営業しなければ売上が大変! という人ほど営業をしていない」だったり、「お金が大変でバイトしています、という若い社会人ほど無駄な出費を削っていなかったり」だったり、「健康がだんだん不安、という人が自分では運転もままならないのに不便な所に住んでいる」だったり…。

経営でも、「社員が定着しないで困っていると言っているのに、待遇改善や仕組みで回る体制づくりをしていない」といったことがよく見られます。

ちなみに、売上が上がらなくて困っているという会社ほど、ブランド戦略や会員制や販売戦略…といったことにほとんど無頓着という、実に不思議な現実があります。これは、前職で、出版の編集者をしていた時に目の当たりにしたことを良く覚えています。

ブランド戦略の書籍を作って販売したとき、最初にご注文をいただいたのは、もうびっくりするくらいに「ブランド力のある、名の通った有名企業」ばかりだったからです。「もういらないでしょう、それ以上ブランド力!!」と思わず言いたくなったのを、本当によく覚えています。

世の中を分ける真実がここにあります。

企業でも個人でも、素晴らしい状態、目指すべき状態というのは、本当に努力に努力を重ねて手に入れていっているのです。どこかから降ってくる訳でもなければ、誰かが親切に代わりにやってくれる訳でもありません。

忍耐と努力…と言えば、何とも苦しいものを感じるかもしれませんが、現実的にはその忍耐と努力なくして、何かが手にはいることも無ければ、何かが実現することも絶対にないのです。

このとき、もっとも如実に現れるのが、言葉です。誰もが、「苦しい努力はしたくない」と思っても、その言葉を露骨に使うことにはさすがに抵抗があるため、無意識に違う単語をつかって逃げようとします。その言葉こそが、「面倒くさい」なのです。

「努力をするのは嫌だ」と言えば、誰もがさすがに、何を言っているんだこの人は? を馬鹿にされるのですが、「面倒くさい」だと、実に曖昧に誤魔化せてしまうところに、この言葉の本質的な怖さが潜んでいます。

アルバイトをしながら必死でお金を貯めている人に、格安電話のことを話したことがあります。「あなたが今使っている料金と比較すると、年間で15万円くらい変わってくるよ」…と。返ってきた言葉は、「う~ん、面倒くさそうなので…」でした。

バイトで月に7~8万円くらいがんばって稼いでいるらしいのですが、ざっと2か月分にもなる金額です。年収が何千万円もあって、たかだか10万や20万円なんてどうでもいい…という人であれば、この話はよく分かるのですが、お金が足りないからバイトしているという人が、なぜ一瞬立ち止まって考えるということを行わないのか…。

経営の現場でも、コンサルティングの現場でも、これらは基本的に似たことが起きます。これが冒頭の言葉なのです。

業績がイマイチのところに起きていることは、「目の前の対処」に翻弄されてしまい、立ち止まって考えるということを全然行わない。むしろ「考えている暇があったら行動しろ!」的に、ハッパをかけている人もいるくらいです。

どんなことでも、現在の状態を変えるためには、「問題を突破、解決」するための何かを見つけ出したり、新たな打ち手をつくり出さない限り、「絶対に、待っていても何も変わらない」というのが現実です。

時間の経過によって何か解決に向かうと思っていても、むしろ時間が経過した分だけ、悪化していくのが厳しい現実なのです。

だからこそ、何かクリアすべき難題が目の前に出てきたとき、とっさに「面白い!」と言えるかどうか…は極めて重要です。世に偉業を成し遂げてきた成功者の代表的な口癖の一つがこれです。

なぜ彼らは「面白い!」というのか。能力が高い人は、難しい問題ほど燃える!という面もあるかもしれませんが、この言葉には、「面倒くさい」とは真逆に、不思議と「難問を易しく感じさせてくれる」効果があるのは見逃せない大きなポイントです。

何か事にあたるのに、「難しい」と思って行うのか、「簡単」と思って行うのとでは、当然心理的にも、そして結果としても、実に大きな差になって返ってくるのは、誰にもお分かりいただけることでしょう。

一流コンサルタントを本気で目指すとき、それを難しいとか、やることが面倒くさそう…と考えるのか、それとも「面白そう!」と考えるのか…。

このことは、コンサルタント本人のみならず、関係するクライアント、そして取引先、お客様…にも伝播していくことだけに、本当に重要なことなのです。

年収3千万円以上のコンサルタントになって活躍する…。それを「まぁいつかは…」と本気で考えることなく過ごすのか、一度立ち止まって本気で考えるのか…。

あなたは目指すべき道のために、日々努力を続けていますか? 面白く捉えていますか?

 

著:五藤万晶

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