がんばれコンサルタント! 第655号:DXや生成AIが加速するときに、コンサルタントが大前提で押さえておくべきこと

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「ゴトウさん、先日新しくクライアントになったお会社に行ってきたんですけれど、改めて土台が大事って思いしらされましたね…」── コンサルタント起業をされて全国を飛び回っているコンサルタント仲間と、別件の打ち合わせ後に一杯やっていたときに出てきたお言葉です。
なんでも、今回新たにご契約になったお会社は、営業販売面での拡大を期待されてコンサルティングの依頼が決まったそうですが、少々気になっていたのがDXや生成AIにかなり前のめりだった…というのです。
昨今、DXや生成AIの話題を聞かない日は無い?くらいにニュースに取り上げられているだけあって、これらの進化に驚きと不安を抱えながらも、自社へ取り入れたいと思う経営者は大いに違いありません。
いわば、「期待と危機感」が、毎日のように目から耳から入ってくる訳ですから、社長さんの想いも大きいはずですが、導入に際して一つ大きな問題があります。実に当たり前のことですが、「活用できてナンボ」ということです。
当たり前のことを言うな!と叱られそうですが、では「導入して上手くいくための必要条件」を事前に満たしているのか?という話です。
これまた当たり前のことを申し上げています。導入して成果を上げたいと考えているなら、それら導入のための必要条件は当然理解し、準備していますよね?という話です。
プライベートで好きな車を買う話なら「置いておく」だけでも構いませんが、社用車買っておいて、「何に使うか決めていない」としたら、「活用が上手くいっていない!」となったとき、そもそも「なぜ決めてないのか?」…となって当然でしょう。
DXや生成AIの活用は今後の経営戦略において、極めて重要な要素となっていくのは間違いありません。業務の効率化はもとより、新たな価値創造の強力なエンジンとなる可能性を秘めており、これらを知らないとか、まったく気にならない…という経営者がいれば、それこそ大丈夫ですか?という話です。
ただし、DXや生成AIに限らず、これまで経営を革新するツールと騒がれた様々なツールにおいても、いざ導入したものの「全然使えない」「効果が出ない」と嘆いた経営者は、時代を振り返れば決して少なくない…というところに重要なポイントがある訳です。
端的に申し上げれば、「導入のための前提条件が整っていない」という点に問題が潜んでいる訳です。もっと言えば、その前提条件すら理解できておらず、「購入して、入れれば上手くいくだろう」と思っている人が相当数いる…ということです。
冷蔵庫やテレビ、洗濯機…などを買ってくる話とは根本的に違うのです。しかし、このことを理解できない人が世の中にはいることも事実で、パソコンやウェブツール、ITツールなどは典型的で、「何をしようとしているのか?」「そのための基礎的な条件」などを理解してクリアしていなければ、単なる箱になったり毎月の費用だけ払わされている…ということが起きてしまいます。
語弊を恐れず申し上げれば、「使えないのは使う側が使えない」のであり、コンセント挿すだけで誰でも使える家電の感覚で使おうとしているからに他ならない訳です。
ビジネスのツールやDXの導入においても同様で、例えば営業面で新ツール導入しようとしても、そもそもお客さんの誰がいつ何を買ってくれたかまともな日報すらなく、営業スタッフの行動も把握していなければ、どれほど優れたシステムを入れたとしても効果はあげようがありません。
新規開拓においても、担当者ごとの個人プレーが続く組織ではブラックボックスも多いため同じことが起こります。データ活用やAI分析の前提となる共通プロセスがないため、効果は期待できなくなってしまいます。
重要なことは、これら先端の営業ツール、経営ツールを活用して成果をあげるためには、そもそもの土台となる仕組みができていなければ効果は上げようがない…という話です。ここが、まさに、「入れたけど成果が出ない」と、「入れて成果が出た!」を分けている重要なポイントなのです。
そしてもう一つ重要なことは、この大前提となる土台の仕組みづくりこそ、コンサルタントが活躍するフィールドだということです。この土台をどう整えるかこそが成果を左右するからです。
今後、情報収集や分析、迅速な助言といった領域では、DXや生成AIが人間を凌ぐ場面が増えていくことは間違いありません。処理速度だけでなく、膨大なデータをミスなく扱える点で、すでに大きなアドバンテージを持っています。同じ土俵で戦っている人がいるとしたら、まず勝ち目はありませんし、本来のコンサルタントが戦う領域ではないことを、新しいツールがわざわざ教えてくれているのです。
この理解は、まさに自分たちコンサルタントに、「使える」「使えない」を突き付けてきていると思って間違いありません。
生き残って大いに活躍し、報われる報酬を手にするためにどうするか──。これまで培ってきた知識や経験、ノウハウといったものを元に、土台となる仕組みをどうつくりあげるか? あなたは自分が活躍するための場所、戦略、そして武器をしっかりとつくっていっていますか?
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