がんばれコンサルタント! 第699号:コンサルタントが詐欺被害に遭わないために確認すべき重要ポイント

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「ゴトウさん、いよいよ年末感がでてきましたが…」──12月に入ったこともあって、お会いした方々と会話するたびに、なんとはなしに「今年はどうでしたか?」的な話題になることが多くなってきました。

当社も今回のがんばれコンサルタントのご案内日が、ちょうどコンサルタント仲間と集まっての楽しい忘年会です。

忘年会という場は不思議なもので、盃が進むほどに一年の棚卸しが自然と始まったりします。誰が言い出すでもなく、「今年はどうでしたか?」という言葉が、まるで枕詞のようになって会話が進んでいきます。

上手くいったらいったで、それでも言葉を選びますし、思うように進まなかった人は、ナニクソ…とか自嘲気味になったり…。そんな人間味のある瞬間は、気心しれた者同士、互いに切磋琢磨になったり気合が入ったり楽しかったり…と不思議な時間が流れます。

ちなみに面白いのは、人間は特に他意なく「年始と言っていたことが違う」ということがあったりすることです。年始の抱負というのは、誰しも大きく語るものですから、ある意味当然でしょう。

しかし一年が過ぎようとする頃になると、色々現実に直面します。本人に悪意があるわけではなく、様々な事情があったり、予定変更の場合もあります。

しかしそれでも、言ったこととやったことの差分を見る習慣は、コンサルタントにとって極めて重要な自己点検になることは間違いないのです。

重要なことが一つあります。それは、「有限実行そのものよりも、“自分が本当に進むべき方向”にほんの少しでも近づく一歩を踏めたかどうか」という点です。

我々は誰かに指示されたことをノルマ的に行おうというのではありません。あくまでも自分の夢や願望の実現のために、それに一歩でも近づくために「何をやったか」がすべてだからです。

どれだけ美しい目標を掲げても、自分の夢に無関係な一歩であれば何も意味はありません。自分の夢に近づく一歩、いや半歩でも踏み出したか…。進んだ距離の大小ではなく、「未来の自分に対して今年の自分は裏切っていないか」。そこにこそ、本当の評価基準があると言えます。

そういう意味では、「重要な要素となる一歩」を踏み出したかどうかは極めて重要です。大きな方向性の一歩や雪だるまの芯、遠い船出の最初のひと漕ぎ…。その一歩を踏み出さない限り、何も変わらない、永遠に変わらないからです。

だからこそ大切なことは、年始に掲げたものに対して一歩も踏み出していなければ、立派な「詐欺被害」に遭っているという現実です。

年始の熱い想いに胸を震わせた本人が、その後350日を経て何も動いていないとすれば、最初に感動していた自分こそ最大の被害者ということです。夢を語ることは尊いことですが、その夢を裏切るのもまた自分自身なのです。

この詐欺被害の最大の問題は、「忙しかった」「タイミングが…」などの言い訳で、自分で自分を正当化してしまう点です。

本当は痛みを感じるべき場面なのに、言い訳という麻酔を打つことで感覚が鈍っていきます。これが危険なのは、“自分で自分の変化の芽をつぶしてしまう”からです。

忙しさという言葉は便利ですが、未来のために確保すべき時間を奪う最大の敵にもなりえます。だからこそ、言い訳という鎮痛剤には強い警戒が必要なのです。

当社でも仲間とこの季節に話し合い、「ちょっとお腹が痛くなってきた…」と笑いながらも確認を続けています。

他者と点検し合う時間は、意外なほど効果があります。自分一人だと気づかない盲点も、仲間の言葉で照らされると急に現実味を帯びてくるからです。笑い話で誤魔化しながらも、皆どこかで身を引き締めています。痛みを感じるからこそ、翌年の飛躍が生まれます。

自覚症状がないと、本当にこの詐欺被害は毎年繰り返され、徐々に麻痺していくという恐ろしさがあります。

「まあ今年も色々あったし仕方ない」と繰り返していると、人は本当に動けなくなっていきます。怖いのは、本人がその危険に気づいていないことです。

「大事なことに手をつけたか?」「一歩踏み出したか?」「勝負に出たか?」──

この問いは、年末の“総点検”における三種の神器のようなものです。まもなく年の瀬です。今のうちに総決算しておかなければ、来たる2026年にスタートダッシュが切れません。

年が変わる瞬間は、誰にとっても平等です。しかし、その一瞬に込められる勢いは、前の年の“終わり方”に大きく左右されます。中途半端に締めた一年は、翌年の加速を阻みます。反対に、厳しく現実を直視し、決意を固めた年末は、次の365日を劇的に変えてくれます。未来をつくる準備は、いま始める必要があるのです。

あなたは、やるやる詐欺に遭っていませんか?
 今年のあなたは自分に何点をつけますか?
 あなたは来年、何に挑戦しますか?

 

著:五藤万晶

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