がんばれコンサルタント! 第688号:コンサルタントが押さえておくべき、「スピード感」に対する重要ポイント

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「ゴトウさん、先日クライアント先である方針を決めてもらったんですが…」── 大事な打ち合わせを終えた後に、ちょっと涼しくなってきた夕方に、楽しく一杯を始めたときにでてきた話です。

なんでも、クライアント先で、来期に向けた計画を立てて、その実現に向けて実際に動いてもらおうと進めていたそうですが、思ったように進まないのだとか。

計画がやたらと現実ばなれしている…とかそういう理由ではありません。ズバリ言えば「遅い」「のろい」「とろい」…の三拍子?なのだとか。

もちろん、そこまで酷評するのは気が引けるそうですが、現実の進み具合を前にすると、そのくらいに「スピード感がない」と見ざるを得ない場面が少なくないようです。計画倒れにも色々ありますが、スピード感の欠如という場合も、往々にして起こるのが現実だったりします。

こうしたズレの原因は、「自分の中のスピード」と「外部のスピード」とに大きな差があったりすることです。社内で「これくらいで十分だ」と思う時間軸と、市場や顧客が当然とする時間軸とで、大きな食い違いがある。さながら、別々の時計を使っているかのように、進み具合がまるで違う訳です。

もっと言えば、「自分では急いでいる、これ以上は無理だ」と思っていても、要求されるスピードに全然届いていないのです。ここにこそ、現実の厳しさがあります。市場は待ってはくれず、外部の評価は「遅い」という一言で片づけられてしまうのです。

ビジネスで考えるとき、「お客様や取引先が求めるスピード感に応えられるか?」は極めて重要な問いです。どんなに丁寧で、どんなに理屈が通っていても、遅ければ評価は一気に崩れ去ります。

特に小さな会社、力の無い会社、実績の少ない会社…であればあるほど、スピードの欠如は致命傷となります。

これを覆すだけの、他社が持ちえない独自の商品やサービス、キラーコンテンツを持っているのかどうか…。それを例え持ち合わせていても、やはり、それなりのスピード感を持ち合わせているほうが、断然有利というのは、「伸びている企業は伸びている企業と付き合い、ダメになる企業は互いに傷をなめ合う同士とつるむ」という現実があるからです。

要は、自分のビジネスを成長させ、儲かる商売を実現したいと願うなら、そうしたことを当たり前に行っているビジネスプレーヤーと感覚を合わせ、仕事をするに限る…という話です。

問題は、「自分たちは精一杯やっている」「十分速い」と思い込んでいる場合です。自社の時間軸を唯一の基準に据えていると、相手とのズレが拡大していきます。思い込みは感覚を麻痺させ、気づけば競争の場から取り残されてしまいます。世間や世界のスピード感を知り、自分の中のストップウォッチを修正することが不可欠なのです。

お勤めの時には、社内や上司が時間を決めていたりします。しかし、ビジネスにおいては相手の時間軸をしらなければお話になりません。

そもそも論として、スピード感を上げるには「自分のビジネスにおいて何をやるのか、どう進めていくのか」という、根本部分が定まっていない限り、すべてにおいて相手からの要求に応じるという下請けに甘んじるしかなくなります。この状態では相手が何を要求してくるか分からないため、全方位でスピードをあげるなど、「一人ビジネスにおいては神になる」しかありえない話ということです。

絶対にできないことを目指していて、それに気づいていないとしたら、それは100%負ける戦におずおずと出ていくようなものです。

自分のビジネスにおいて何をコアにするのか、それを体系化してブレなく成果を上げられるようにし、さらにビジネスの未来に手を打っていく…。

品質、技術、腕、ノウハウ…。もちろんどれも重要です。しかし、3年前、5年前と同じことを、同じ時間軸で繰り返していたとしたら、そこにあるのは停滞であり危機です。AI時代により、スピード感は加速しており、過去と同じ速さでは、すでに遅すぎるのです。

あなたは、自分のビジネスのスピード感を確認していますか? その速度は、顧客や市場の期待に応えるものとなっていますか?

「精一杯やっている」という内側の感覚ではなく、現実的に、スピード感をあげる方法を知って進めていっていますか?

著:五藤万晶

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