がんばれコンサルタント! 第670号:コンサルタントとして押さえておくべき、生成AIで知識や経験を活かすための絶対法則

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「ゴトウさん、最近、人によって生成AIの使い方が驚くほど違っていることに気づいたんですけれど…」── 親しいコンサルタント仲間数人と楽しく一杯やっていた時にでてきた話題の一つです。

なんでも、ご自分でもちょこちょこ使っているそうですが、周囲の人に訊いてみたときに、ずいぶんと差があることに気づいたのだとか…。

このコラムでも何度か取り上げてきている生成AIですが、2000年前後のインターネットがビジネスに本格的に使われ始めた頃とよく似ている感じがしています。

あの頃も新しい技術が登場したばかりで、多くの人が可能性に気づきつつも、具体的な活用方法には手探りの状態でした。まさに今、生成AIも同じようなフェーズに差し掛かっていると言えると思っています。

いわゆる「何かすごく新しいモノ」が登場してきたとき、最初は「〇〇とは何か?」「〇〇の凄さ!」的なセミナーのようなものが盛んに巷に溢れてきます。これは、新しい技術の存在や可能性を知らしめる段階であり、多くの人がまずは情報に触れ、その概略を把握しようとします。

ただ、この初期段階は、広く認知を広げる上で非常に重要ではありますが、当然ながら、それだけではビジネスに繋がることはありません。その後、「〇〇をどう使うか?」「〇〇実践法」的なものが登場するのを待つことになります。

これは、具体的な活用方法や応用例に焦点を当てた段階です。多くの人が「知る」から「使う」へと意識をシフトさせるタイミングであり、より実践的な内容が求められます。

どの程度ビジネスにおける汎用性が高いかによって、一部の業界だけなのか、多くの業界、ビジネス全体や一般向けにまですそ野が広がるかは変わります。ただし、基本的な広がりの順序的なものは一緒です。

特定のニッチな分野に留まる技術もあれば、「先生業」のゾーン分けのように、対象者によってビジネスの性質や広がり方が異なるのと同じように、技術の特性によって適用範囲は変わってきます。

単純そうに見えますが、1段階目(情報収集)と2段階目(使い方習得)では大きな違いがあり、ビジネスの場合で言えばここで「咀嚼(そしゃく)」や「実践投入」が行われていなければ永遠に1段階目の焼き直しで終わってしまいます。

知った知識や情報を、自分の頭で考え、自身のビジネスに合わせて深く理解し、実際に現場で使える形に落とし込む、このプロセスが極めて重要なのです。

そして、さながら運転教習所や、料理教室に行ってコツを学んでしまえば、あとは自分の知識やノウハウを存分に活かせるようになる…というのと同じということです。ここを理解しているかどうかで、2段階目でいち早くビジネス展開できるかが大きく変わってくることになります。

農業でも漁業でも、昨今ではIT化や高度なテクノロジー化の話題が駆け巡るようになりましたが、それらを使って「実際に省力化&収量や売上高のアップ」を実現できているところはまだまだごく一部です。事実、農業に携わる人が増加に転じた…には程遠い状況なのを見れば、一目瞭然です。

技術は確かに進化していますが、それを個々の現場の状況に合わせてカスタマイズし、成果に結びつける「実務」 が伴わなければ、これは、単に「知っている」だけの宝の持ち腐れ状態になります。

知ってはいる…けれど導入できない、または机上の空論状態になっている。これは、技術や知識が「何であるか」「どう使うか」という段階で止まってしまい、それを自身のビジネスにどう組み込み、どうすれば顧客に価値を提供できる「商品」 になるのか、というレベルまで落とし込めていない状態です。

実はこの段階で止まっていることが世の中では、非常に多いのです。コンサルタント商売でも同じで、知識や経験、ノウハウ…などは、とても重要かつ貴重な要素には違いありません。これらがなければ、コンサルタントとしてそもそも成り立ちません。

しかし、単に豊富な知識や経験があるだけでは、それはまだ「素材」の段階であり、そのままでは第一段階レベルで終わってしまいます。

すなわち、「実際のビジネスとして売上利益を上げることができない」。情報提供屋で終わってしまうことを意味します。時間や労力に見合わない報酬しか得られず、せっかく培ってきた知識や経験を「タダ同然、ドブに捨てるような」 残念な結果になりかねないのです。これは、コンサルタントが最も避けなければならない状況と言えるでしょう。

活用できるようにコンサルティング指導できるように体系化する。そして、それを「商品」として企画化し、パッケージ化する。そのことで初めてビジネスとして使える「武器」 になり、勝負ができるようになります。

単なる知識を「労働提供」ではなく「商品提供」に変える、このことではじめて、収益を大きくあげていけるようになるのです。

あなたは、自分のビジネスを、第二段階、そして第三段階へとステージアップするために行動していっていますか? 

 

 

著:五藤万晶

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