がんばれコンサルタント! 第708号:コンサルタントが絶対に押さえておくべき、消極的選択の落とし穴

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「ゴトウさん、コンサルタントとしてやっていこうとして独立したんですが…」── 当社の東京セミナーにお越しになられた後、コンサルティングにお越しになられた方が口にされたお言葉です。

なんでも、ご自分なりに独立してやっていこうと決意され、前職のつながりの仕事も大切にしながら、必死に動き、止まることなく働いてきた。

しかし、忙しく予定は埋まっていても何かがおかしい。「もしかして、都合のいい何でも屋さんになっているのではないか?」と、ある日ふと気づいてしまったというのです。

断れない、選べない、絞れない。このままではいけない…と、悩むも、どうしていいのか分からないと思ったときに、手に取ったのが五藤の書籍だったそうです。そして「大事なモノが抜けていた…、自分独自の売りモノが固まっていない…」と気づかれたとのこと。

まさに突破口を開こうとする選択と行動です。このことは非常に重要です。なぜなら「何をすべきか」という判断こそ未来を拓くために必要なことだからです。

当たり間ですが、独立にかぎらずチャレンジというものは、「何をやるか」「どうやるか」で確率が大きく変わります。一般的な確率を知ったところで何の意味もなく、いかに高確率なものに手をだしても曖昧なまま走れば、単なる博打以下になってしまいます。

何かを行うのに怖さがあるのは当たり前です。ただし、それは感情論にすぎないことも押さえておくべきでしょう。恐怖にとらわれたまま判断すれば、選択は常に萎縮の方向に向かいます。

感情を認めつつも、その上で理性で舵を取る。この順番を誤ると、人生のハンドルは恐怖が支配するものになります。

つまるところ、「自分がやろうとすること」に対して、いかに理性的に成功確率を上げるために努力するか…。このことで結果が大きく変わるというのは、中学生でも分かる話と言えます。

ところが、「失敗したくない」という恐怖感が心を支配し、消極的判断が先に立つと、話は一気に逆転してしまいます。嘘みたいなことですが、一日1万円の仕事を真面目に取りにいったりするのです。

こういうと、「何が悪いんだ?」と怒る人もいますが、「一日も休まずにやって年間365万円」という現実を冷静に考えれば、勤めていたときのほうがいいのでは?という元も子もない話になる訳です。

そう、「そんなに失敗が怖いならやめておけばいい、という身も蓋もない結論が論理的に正解になってしまう」のです。挑戦しないことこそ、最も安全な策として正しいことになってしまうおかしさが出てくるのです。

怖いのは、この手の話をしたとき、堂々巡りが起きることです。やりたいが怖い、進みたいが不安。やってもたいしたことないし、やらないのが正解では? …と、グルグル回り始めます。その間を行き来するだけで年月が過ぎます。歳を取ります。

ずっと悩んだ。では何かが変わったのか? そう何も変わっていません。悩みは消えたか? 消えていません。堂々巡りだからです。

では、なぜ悩みが消えないか?理由は単純です。消極的に選んでいる事柄とは、「選んでいるように見えながら、実は何も選んでいない」のです。要は、何もしないのと同じだから何も変わらない訳です。

言葉は悪いですが、単に毎日「ああなったらいいな~」と思っているだけで、具体的に何もしていないのと同じです。それは選択でもなんでもなく単なるグウタラであり、何かが変わると考える方がどうかしている…という話です。

重要なことは、本当に未来を変えていくためには、判断とは積極的にやるもの…であり「A案とB案のどっちでやるか?」という選択をしていくことです。「やらない」とは、判断ではなく「先延ばし」や「いまは判断できない」というにすぎないからです。

挑戦するのにお金だってかかるし時間もかかるのだから、やるかやらないかの判断があってもいいだろう! という人がいます。

だから甘ちゃんと言うのです。未来を変えるなら、大きくやるか小さくでもやってみるかの選択です。どうやるかも入ってきます。「やらないとは何もしないから選択とは言わない」のです。

このことを理解した瞬間から、未来は確実に拓けていきます。A案かB案か、それでもだめならC案…。「上手くいくためには何をすればいいのか、どうすればいいのか?」思考軸は積み重ね的になります。

積極的な決断をしていくとき、失敗しても人は前に倒れます。転んでも前進します。半歩でも0.1歩でも前に進みます。失敗から学び、次の一歩の糧にします。腰が引けたまま何もしない先延ばしとは、数年で大きな違いになっていきます。

冒頭の方は、まさにこの積み重ねの成功への道を歩き始めています。堂々巡りのサイクルを抜け、確実に階段を登り始めています。

いま、時代は驚くほど速く動いています。消極的判断を重ねる人と、積極的判断を積み上げる人。その差は、想像以上に広がっていきます。気づけば天と地ほどの差になります。

あなたは、未来を変える積極的判断をしていますか?

著:五藤万晶

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