がんばれコンサルタント! 第547話:コンサルタントとして、コストに対して理解しておくべき重要ポイント

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「ゴトウさん、今日は帰りがクルマなのでウーロン茶にしておきます…」── 先日、オンラインセミナーを終えたコンサルタント仲間と、一杯始めるときに出てきたお言葉です。

東京からそこそこ離れた北の方面からお越しになっている方なのですが、「あれ?今日は電車ではなく、クルマ? 結構走ってきましたね~」と思いながらも、仲間のコンサルタントと一緒にカンパーイ!とスタート。

結構時間かかりましたでしょ? と伺ってみると、「あ、いえ地元の駅のところに停めてきたので…」とのことで、なるほどと合点。

要は、東京から電車で帰った後、駅に停めておいたクルマで家に帰るのでお酒はアウト…ということでウーロン茶という話ですが、ついで話的に出てきたのが「駅からタクシーとか、運転代行とかだとどうなの?」と…。

というのも、何かの行動や判断をしたとき、色々考えてそうしたということももちろんですが、意外と「なんとなくそうした…」ということも少なくないからです。

よく、「タクシーは高いから」とか「タクシーは贅沢」という話が出たりします。一方で「クルマを持っているほうが維持費で余程お金がかかる」という話もでたりします。

年間にどれだけコストがかかっているのか…ということで双方計算したりして、「ほら、結局こんなに違うでしょ?」とか、「こっちのほうがお得」いった話もされたりします。

似たような話? は、会社の中でも結構多いものです。「こっちにすればコストが幾らだ」とか「外注したら費用がいくらで…」といったものですが、このあたりの話については「計算の仕方」も重要かもしれませんが、ビジネスとして考える時、そもそも論として押さえておくべき重要なポイントがあります。

それは、「コストをどれだけ押さえても、売上利益が増えない限り豊かになることはない」ということです。そう、実に当たり前のことです。

「何を言っているんだ、そんなの当然でしょう!」 という声が聞こえてきそうです。「その残るお金を少しでも多くするためにコストを削っているんじゃないか!」…と。

そうですね、たしかにその通りかもしれません。しかし、「そのコストを削るために時間はどうなっていますか?」というのが極めて重要となってきます。3千円の節約のために3時間かけるとしたら、「あなた時給千円以下ですよね?」という話です。

世の中の大半のことは、「コストダウン=時間増」になっていたりします。逆の、「時短や便利のためにお金を払う」ということはよくわかっているハズなのですが、節約やコストダウンの話をするときには、なぜか「失う時間」ということについてどっかに置いて議論や考えてしまっていることが少なくないのです。

もっと言えば、「チャンスや機会」という、時間以上に重要なものを失っている可能性もあります。簡単な話、節約のために早めに電車で…としたことで、ビジネス上の重要な人と出会えたり、ヒントを得たり…といったことを捨ててしまっているかもしれないのです。

こうしたことは、ビジネスで大きく成長していっている人と、10年前と何も変わっていない人との行動スタイルを見比べてみればすぐわかることです。

ビジネスで成功している人ほど、動くスピードが速く、お金がかかってもより短時間に動ける選択をしていたりします。多くの人は、「それはお金が使える人だから…」と言うかもしれませんが、重要なことは、「自分のビジネスのための時間を生み出すために、何を優先するのか…」という判断軸を持っているかどうか…ということです。

単に経費やコストにしか考えがいっていないと、語弊を恐れずに言えば、「家も無しで持ち物もほぼゼロのミニマリスト」になれば、生活コストはほぼゼロになるでしょう。しかしそれは路上生活を意味することになります。

あらゆる時間をコストダウンに費やしても、もっと言えば、それが究極のゼロになったとしても、自分のビジネスを成長させるための時間および、その活動で「入ってくるものをどれだけ増やせるか?」が無い限り、絶対に報われる状態にはならないという、実に単純な話です。

翻って、自らの行動、そしてクライアント先の行動を考えるとき、コストを意識する際に、最も大切な「ビジネスのプラスを生み出す活動時間」が削られていないかどうか…。

あなたは、意識的に自分のビジネス活動時間を増やす判断をしていますか? 最も重要なビジネスのコアをつくるために時間を割いて、そしてその広がりのためにエネルギーを注いでいますか?

著:五藤万晶

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