がんばれコンサルタント! 第207話:コンサルタントが「マネしなさい」と言ってはいけない理由

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二流は、自分をマネさせる。一流は、マネをやめさせる。

 

「ゴトウさん、お陰さまでこの2年ほどで、年収が2倍以上になりました!」── 先日、久しぶりに“ご相談”にお越しになられた方の、嬉しいお言葉です。

先週はどうも、妙にタイミング的に良い週だったのか、こうした「ご相談」という名の、お話をしに遊びに来られた? みたいな方が何人かお越しになられたのですが、いつも感じさせられることは、不思議な共通点がある点です。

その代表的なものは、まず何と言っても、「自信に満ちた笑顔」です。商売がうまく行っているんだから、笑顔になって当たり前! というご意見も当然あるでしょう。もちろん、商売がうまく行っていれば、笑顔になりやすいことは間違いない事実です。

しかし、ただ単に「商売的にうまく行っていれば笑顔になれる…」かと言えば、それほど、世の中単純ではないことは、これはビジネスを真剣に行い、様々に経験をされてきた方であればスグにご理解いただけると思います。

世の中、端から見ればお金が充分あるように見えて、しかも商売もちゃんと回っているように見えても、本人の中で「何かが足りない…」「何かが危険で、怖い…」といった、悶々とした中でもがいているという人は、決して少なくありません。

「今は仕事が舞い込んできているけれど、いつまでこれが続くか不安」
 「見よう見まねで上手くいっているが、ライバルが出てきたら…」
 「仕事的には上手く行っているが、これが本当に自分のやりたかったこと?」
 「誰でもできるようなことをしていて、何か物足りない…」

などなど、何か心にひっかかりがある状態でビジネス展開をしている場合、傍目とは裏腹に、「心からの自信に満ち溢れた笑顔」には、決してなりません。どこか満ち足りない、何か虚勢をはった、もっと言えば影があったり引き攣った笑顔になったりもします。

人間の身体は本当によくできているので、本人がどれだけ空威張りしていても、どこかに現れてきます。それは写真に現れたり、話をしていても、見る人が見ればスグに見えてきます。

自分自身が、本当に納得できるビジネス展開、仕事をする…ということは、独立起業すればできる…、売上があがればできる…というほど甘くなく、簡単そうで本当に難しいことの一つなのです。自分独自の人生を築いていく…ということに他ならないからです。

このことを真剣に考えるとき、「コンサルタントビジネス」というものは、決して一つではない、という当たり前の答えにたどり着く、という事実です。

もっと言えば、教える内容が誰かと同じであったり、誰かのマネという時点で、そこにはその人の人生をかけたコンサルティングなど、決して存在しないと断言できる、ということです。

もちろん、コンサルティングの考え方の一部や、実務手法の一部に、どこか誰かの先生と似ている…ということは当然あるかもしれません。しかし、独自性やオリジナルを作り出すために、必死で考えていくとき、そこには思想が宿り、一つの独自の哲学になっていきます。簡単に言えば、その人ならではの言葉が生まれてきます。

大事なことは、この「考える」という過程です。自ら考えられるようになれるかどうか…こそ重要であり、考えるということを放棄したとき、それは単なる猿マネとなり、来る次の変化に絶対に対応できなくなります。豊かな成長発展など、夢のまた夢となってしまいます。

「俺のマネをしろ」とか、「私の言ったとおりにやりなさい」といったことを真顔で? 教え込もうとする先生がいたりしますが、それで済む世界は、どの程度のことか…ということです。

世の中に似たようなお店や、似たようなビジネスが溢れればあふれるほど、意味のない価格競争が始まり、しかも買い手の選択肢は単に「値段」だけになってしまいます。

新しい商品もサービスも生み出されなければ、当然経済は停滞していくことになりますし、そもそも選択肢が乏しければ、面白くもなんともない世界が広がっていくことになってしまいます。

経営を指導するコンサルタント自身が、誰かの受け売りをするとしたら、教える内容がどこにでもあるものだけに、当然指導先の行うことも「どこにでもある商売」を助長することになることは、これは火を見るより明らかなことです。自分自身が独自性をつくれていないのに、独自性を教えることなど、絶対にできないからです。

独自の道を歩むことは、これは実に厳しい道であり、困難を伴う道であることは間違いありません。しかし、その壁をよじのぼった人たちは、みな共通して、心の底からの自信に満ちた笑顔になっている…ことは、本当に尊い事実だということなのです。

あなたは、自信に満ちた笑顔を、クライアントに提供できていますか?

 

著:五藤万晶

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