がんばれコンサルタント! 第605号:コンサルタントが知っておくべき、立ち止まらないと絶対に見えないもの

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「ゴトウさん、いま本を書いているんですけど、どうも引っかかっているところがありまして…」── 親しいコンサルタント仲間から、出版に関してちょっと相談をお願いしたい…とお越しになられた際のお言葉です。

出版に関しては、ビジネスに携わる多くの人が興味と関心を持っていると思いますが、中でもコンサルタント商売においては、「極めて重要なツール」であることは間違いありません。

そして、その使い方がとても重要となってきます。当然ながら、ただ書いて出せばいい…というほど単純ではありません。自分に仕事が運んできてくれるように「本に働いてもらう」ことができなければ、言葉は悪いですが自己満足にしかならなくなってしまいます。

このことは、拙著『依頼が絶えないコンサルタントになるターゲティング出版戦略』でも、当社のセミナーなどでも、強くお伝えしてきていることですが、「本がたくさん売れる」ことと、「仕事になる」ということの違いを、「理論的に理解した上で、それをどう文章として表現するか?」ということになると、正直、相当な難易度になってきますよ…という話です。

難しいのには理由があります。そもそも自分のビジネスの核が定まっていて、それをしっかり売っていける体制および商品化がされていることは大前提として、その上で「お客様から見て依頼するに値する理由」が言語化され、具体的なアクションも用意されている必要があるからです。

言葉で書くと簡単なような、難しいような…なんとも変な感じになりますが、要は「自社のビジネスの魅力を言葉で伝えて、誘導できる商品や体制を整えていますか?」という話です。

そんなことくらいできている…という人もいるでしょう、そしてその人は執筆も簡単ですし出版で大きな成果をあげることも難しくないでしょう。

一方で、なかなか難しい…と感じられた方の場合、難しくなっている大きな理由に、「客観視」が挙げられます。自分で自分のビジネスをどれだけ考えても、どうしても単視眼的にしか見ることができないからです。

「お客様から見て」という、実に使い古された言葉かもしれませんが、これを行うのは実は極めて難易度が高いことは、実際に執筆で頭を悩まされたことがある方ならお判りいただけると思います。さながら自分自身を背中から見るくらいの感覚が必要になってくるからです。

自分が提供していることの本当の魅力…という、ビジネスの核になる部分を定めて商品をつくり込むときに、「う~ん」と悩まれている姿は、これまで400人以上の方々と直接関わってきた中で、よく目にしてきたことです。

「こういう視点は?」とか、「こんな方向性は?」…など、その人それぞれに「客観的にみたときの魅力や可能性」というものは、「立ち止まっている」ときでないと、じっくり考えることもできなければ、そもそもその重要性にすら気づかなかったりします。

当たり前ですが、日常では毎日の業務や何かしらやるべきことが目の前にあり、良いも悪いも日々の歩いている状況では、それに視点が合っているからです。

冒頭の方は、書籍というご自分のビジネスの超重要なツールをつくるにあたって、それが本当に有効に働いてくれるようになるために、「立ち止まって考える」「客観的視点を借りる」ということを行おうとしていた訳です。

本に限らず、何か時間のかかる事に対して速さを自慢にする人もいたりしますが、「どれだけ時間が短かくなったとしても、効果が無かったらただの時間つぶし」にしかなりません。

時間が多少かかろうが、「立ち止まるからこそできること」、「立ち止まらないとできないこと」を意図して使うことで、大きな飛躍の準備ができるのです。

書籍の場合、一度世に出ると、うまく行けば何年も働いてくれる代わりに、ダメな本でも何年も何年も存在し続けることになります。これがどれだけ自分のビジネスの邪魔になるか…は、なかなか言ってくれない事実だったりします。

コンサルタントの商売も、クライアント企業から見た時に、「立ち止まって考えてもらう」ことで、多くの気づき、仕組み、効果…を提供することができます。ここにコンサルタントの存在価値があるのです。

あなたは、自分の仕事、ビジネスのより良き成長のために、時には立ち止まることをしていますか?

 

著:五藤万晶

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