がんばれコンサルタント! 第339話:コンサルタントが押さえておくべき年越しの基準値

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「ゴトウさん、年内ギリギリですが何とかしようとこれを考えてまして…」── 今年ももう残り数日…という感じのところですが、何やらお考えとのことで数日前、仲間のコンサルタントの方からいただいた打診的なご相談のお言葉です。

このコラムをお読みいただく方も、年内はもう1週間ない時間感覚だと思います。いまさら…というのが、まあ正直偽らざるをえないところだとは思います。

いわゆる一般的な感覚で言えば、「もう仕事納め」というのが常識的な感覚で、それ以外といいますか、それ以上のことに関しては「まぁ、また来年に…」と、ほんの1週間から10日ほど延ばして…というのが、当たり前でしょう。

まあ普通です。何も間違っていませんし、それでオカシイということは一切ありません。ただし、これが「本当にそれで商売人として、いいんですか?」となれば、これは話は違ってきたりします。

理由は単純です。年を越すということによる、何か理屈や説明不可能のことが起きたりしたとき、本当に元の水準に戻すことは可能ですか? ということです。

正月というような何かの節目とは、これは、ビジネスにおいては「決算」はもちろん、「切り替え」だったり「転換期」だったり、もっと言えば「失うタイミング」でもあります。

難しい話をしている訳ではありません。年末から年始に関して、自分が行くお店一つでも、「やってなかったから」という単純な理由で、いつもと違うところに足が向いたりする事実は誰にも経験があることだと思います。

ビジネス上の「休みが発生するタイミング」や「妙な切り替え時期」というのは、経営上、極めて気をつけるべき時です。あなたが意図していることとは別に、流れが途切れるかもしれないからです。

このことは、仕事上の「意識の切れ目」についてもまったく同じことが言えます。分かりやすく言えば、「思考の深さが変ってしまう」という問題です。

単純な作業ベースでさえ、年末から年始にかけて、数日空けてしまうと「どこまで何をやっていたか?」は、あやふやになってしまう人が多かったりするのです。考えていたことも怪しくなり、「まあいっか!」的に再開のときに始めてしまいかねないのが、恐ろしい現実なのです。

ただし、これで特に支障がないのは、ハッキリいえば「単純作業レベル」のときだけで、知的ビジネスで商売している人の場合、間違いなく「思考の断裂」が起きていることを覚悟しなければなりません。

アスリートが、筋トレを1日怠れば、想像以上のポテンシャル低下を引き起こすのと一緒です。それが数日、まして1週間以上となれば、一体どうなるか…という話です。

そして、分かり切っていて、それを「自分は特別」と思って放置したり、何も対策を取らないとしたら、これは、驚くべき「怠慢」としか言いようがありません。

だからこそ、出来る限りの対策、特に簡単な対策であればやっておくに限ります。その最も簡単な方法は、「切れ目をつくらない」ことです。

例えば「思考の次につながるところの、キーになることだけは出しておく」ことや、「スタートダッシュできるように、年始の予定を確実に固めておく」、「大事な仕事ほど、しかかり状態にしておく」…といったことは、まさに絶対に怠ってはならない重要事項ということです。

これらをもし、いつもの1週間と同じ感覚でやっていると、まさに「予期せぬこと」が起きるかもしれない訳ですし、そもそも、「思考の断裂」によって、「何を考えていたんだっけ?!」と、自分でもまったくわからなくなったりすることは、多くの方がご経験されていることでしょう。

1年を締めくくるこのタイミング。もちろん、「何をやってきたか」ということは極めて重要なことです。総括として「どうだったか?」を考え、しっかりやれてきたかどうかを確認し、そして判断しなくては次への打ち手も飛躍も、当然難しいものになります。

しかし一方で、「単に掛け声だけ」の、いわゆる「やるやる」が繰り返される傾向の人の場合、まさにこの「思考の断裂」に襲われていることが多かったりします。しかも、都合よく自分に言い聞かせてリセットに使うことをしたりします。いわく、年が明ければ変わる…と。

ただし、これでリセットが起こることは絶対にありません。単なる堂々巡りだからです。簡単な話、来年もまた同じことを確実に繰り返すだけです。

やるべきことは、「しっかり自分が成すべきことを、本当にそこまでやったかどうか」を厳かに確認し、行っていることを切らさないために「次につながるためのの来年への橋渡し」をしていくということです。

あなたの本当の報われる人生のために、
 そしてどうか、よいお年をお迎えください!

 

著:五藤万晶

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