がんばれコンサルタント! 第315話:一流コンサルタントになるために、必ず身につけるべき力

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「ゴトウさん、自分で開催しているセミナーですが、最近少し集客が落ちてきていまして、その打開にこんなことを考えているんですが…」── コンサルタント起業をされて3年ほど経たれ、かなり順調に進まれていっている方からのご相談です。

当社では自主開催セミナーのことを、「自己集客セミナー」と呼んでいて、読んで字のごとく自ら集客をしてセミナー開催することを推進しています。そのことに必死にくらいついているからこその、真剣なご相談です。

当コラムをよくお読み頂いている方でしたら、もうご説明も不要かと思います。理由は単純で、「呼ばれなければ仕事にならない…」仕組みでは、それは誰がどう言おうが、生殺与奪権を他者に渡していることになるからです。

目の前の安心とか楽を考えれば、呼んでもらって仕事になるのは実に都合がよく、しかもとても気分がいいことですが、ビジネスで考えれば当然、この比率が高まれば高まるほど危険になっていってくる…ということは、少し考えれば誰でも分かる話です。

実は、この「危険」という単語くらいでは、まだ意味をよく理解できていない人も残念ながら多いのが実情です。「危険なんでしょう? 分かってる分かってる!」と、何かちょっと転んでケガする程度にしか考えていない人がいるのです。

自分のビジネスのことを一体どれだけ真剣に考えているのか…と、心配になってしまうのですが、そもそも論として、ある意味ビジネスに不適格? とも言える人たちというのがいます。

言い過ぎに聞こえるかもしれませんが、ちょっとしたことでハッキリわかります。それは、「考えぬこうとしているかどうか」です。これは、知識をどれだけ持っているかどうか…とは、まるで違う話です。

知識があれば、過去のことはスグに分かるかもしれません。それこそ歴史を丸暗記していれば、「何年に何があった! 」とスグに答えるでしょう。しかし、「で、それで?」ということです。

誰でも、未来のことに対して分からないことばかりです。どれだけ知識があっても未来のことはさっぱり分かりません。未来が手に取るように分かるのであれば、これほど楽なことはないのですが、当然よく分からないために、必死にもがいたり、悶々としたりするわけです。

問題は、この分からないことに対して、努力することは最低限の前提として、どこまで考えぬこうとしているか…によって、当然結果はまるで変ってくる…とうい事実です。あまりにも当然のことです。

そう、当然の結果の違いなのですが、驚くべきことに、「なんとかなるさ~」という不思議な言葉に自らの思考継続をストップさせてしまう人が、驚くほど多いのです。

断っておきますが、マイナス思考的に「心配ごとは本当にもうないか…」とか、「不安と緊張をずっと保っておくべき」…などということを申し上げている訳ではありません。ハッキリいって、こうした負の思考は「百害あって一利なし」ですから、さっさと寝た方がどれだけ良いか…ということです。

そうしたマイナス的な思考継続の話ではなく、重要なことは、「必死で考え抜く」ということです。どうにかして突破するためには一体何を準備して、何をすべきか…。あの計画を実現させるためには、どんな企画を立てて実行すればいいのか…。

いまやっていることに本当に矛盾はないか?、この先進めていったらどうなるか?、目標としている状態に本当にこの打ち手で近づくことができるのか? …などなど、考え抜くべきことは山ほどあります。

むしろ、経営やビジネス、コンサルティング…というものは、この「考え抜く力」が絶対的に必要です。それが仕事の本質だからです。ここから逃げた瞬間に坂道を転げ落ちていくことになります。我々は喋って笑わせて…で済む仕事でもなければ、額に汗して作業すれば済む仕事でもないからです。

巷にあふれている簡単そうな話や楽そうな話にホイホイ乗る人もいますが、それは例えば、海外旅行を夢みている人が、「海外の風景のポスターの前で記念写真を撮る」くらいの疑似的行為でしかありません。

同様に、商売やビジネスを指導する本人が、自分で集客できずに、他人の力でしか仕事ができないとしたらそれは「疑似ビジネス」に他ならず、この手の人が指導するとしたら、それは所詮、「疑似指導」にしかならない…ということです。

世の中、やるべきことをやるだけやって、本当に「なんとかなる」という境地というのがあります。一方で、ロクに考えもせずに、もっと言えば、考えるのが面倒だったり深く考え始めるとイライラしてきて本当は考えるのから逃げたいだけ…なのに、恰好をつけて「なんとかなる」と言い訳している場合があります。

もちろん、すべてのことに対して徹底的に考える必要はないでしょう。優先順位的にどうでもいいことに対して、何もかも考え抜いていたら時間がかかってしょうがありません。

しかし、自分のビジネスの未来について、自分の仕事の未来について…ということに対しては、これはどれだけ考えていても足りないくらい、というのが現実です。

自分で考えずに「なんとかなるさ」で走っているとしたら、それは線路の先が崖になって行き止まりになっていても、船の行き先が自分が望まぬ地であっても、もっと言えばどんな酷い未来がやってきても覚悟するしかなく、後で文句を言う権利すらありません。考えるべきときに考えず、手を打って行動すべきときに行動しなかったからです。

厳しい言葉のようですが、これが現実です。前者はまさに、「人事を尽くして天命を待つ」であり、後者は、「時間をつぶして人生を捨つ」ということです。選択するのは自分であり、この瞬間から「考え抜く」ということが求められます。

自分が思い描く夢や目標の実現のために、本当にやるべきことは何か。
 あなたは、自分の仕事、自分のビジネスについて、本気で考え抜いて行動しようとしていますか?

 

 

著:五藤万晶

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