がんばれコンサルタント! 第242話:コンサルタントとして知っておくべき自信と、その根源との関係性

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一流は実績と評価で自信をつくりだす。二流は試験と認定で自信を持とうとする。

 

「ゴトウさん、本格的活動を開始したら、周囲の人から“気でも違ったんじゃない? ”なんて言われてまして…」── 昨年、弊社のコンサルティングを受けられ、今年から本格活動を開始されたばかりの方から頂いたメッセージです。

コンサルタントとして活躍することを願い、様々な活動を重ねてこられた方です。下積みも長く、本当に多くのことをご経験されている方で、「何か最後の壁を突破できない」ということで、弊社にお越しになられた…という方です。

コンサルタントを目指す…という方にもいくつかパターンがありますが、大きく分けると、「コンサルタントになるために、ひとつひとつ勉強して準備を整えていく」という人と、ある時、「よ~し、コンサルタントになるぞ~!」的に、急にメラメラと目指す…という人とに分かれます。

後者の人は、その部分だけを見ているとかなり「行き当たりばったり」のように見えなくもないのですが、大抵の場合、いつも無意識に近いレベルで自分の未来について考えていて、いろいろな選択肢の中から、潜在的にコンサルタントもいいな~と思っていた方です。自分の未来を真剣に考える中で、様々な自分が持っている要素や条件を考えると、「それってコンサルタントが一番近い!」と芽吹くケースです。

いずれにしろ、この急にコンサルタント…という方の場合は、傍から見るほどは実は危なかしくはなく、中身も実務がしっかりされている方が大半です。言ってしまえば、最終的なビジネスの形態を「コンサルティング」にする…と選択しただけ…だからです。

問題は…と言うとなんですが、「コンサルタントになるために、コツコツ勉強を積み重ねてきました…」というパターンには、ご本人があまり気づいていないことが多いのですが、大きな問題が潜んでいます。

なにが大きな問題かと言えば、コンサルティングを「勉強するもの」と考えている点です。もっと言えば、勉強を重ねることがコンサルタントになる近道…と考えるその思考にこそ、大きな問題があるのです。

理由は単純です。ビジネスの世界で、特に経営者の事業展開のレベルにおいて、「お勉強の知識」で勝負できる世界などどこにもありません。せいぜい、担当者に偉そうに知識をひけらかすのが精一杯…です。学習塾ではあるまいし、これをコンサルティング指導と称するには、あまりに程度が低いと言わざるを得ません。

酷いことを言っているように聞こえますか? しかし現実には、もっと奇妙なことが起きています。冒頭の方は、「これから勝負の世界に本気で入っていく」と決められたのですが、周囲にいたこれまでの「お勉強スタイル」の人達は、こぞって「やめておけ」と言う訳です。これが何をいみしているのか…ということです。

重要なことは、この人達に能力がないとか、自信がないから…などと言っている訳ではありません。実際、伺えば、皆さん「自分は●●の公的資格を持っています」「○○のマーケティング学位を…」「■■の大会で1位になっています」「△△の上級認定を持っています」…などなど、自信たっぷりに誇らしげに語られます。

むしろ、冒頭のこれから勝負に出る…という方は、「心臓が飛び出そうなほど怖い…」と直接教えてくれたほどで、自信があるかどうか…で言えば、ほとんどゼロ?(笑)なくらいです。

では、このまま同じ状態が続くのでしょうか…。極めて重要なことは、ビジネスにおける「本物の自信は、本当のクライアントからしか得ることはできない」ということです。その他のことは、すべて単なる指標であり、バッチにすぎません。

クライアント以外の誰から認定されようが、資格があろうが、卒業しようが学位があろうが、上級だろうがエクセレントだろうが…同じです。満足感になることはあっても、それが本物の自信になることは決してありません。偶像にすぎないからです。

本物の自信は、クライアントに対しての実際の成果、そして評価を得ることで、はじめて少しずつ積みあがっていくということが根本原理であり、これ以外にありません。ですから、「教えること」をお勉強として教えている場合は、当然ながら、実務の指導とはまるで違う訳です。

うすうすこのことに気付いていているのでしょうか、自分たちのゾーンから飛び出していく人を心配するフリをして、実際にはやっかんでいるのでしょうか? そのゾーンを飛びだせない自分を自己肯定するために、去る者を否定しているのでしょうか?

何度もお伝えしていることですが、お勉強と現実・現場とでは、まるで違う世界です。お勉強は基礎知識としては役にたつかもしれませんが、それをどれだけ積み重ねたところで、本物のビジネスになることはありませんし、当然ながら本物の自信になることもありません。水に入らずに泳ぎの練習をする「畳の上の水練」と同じで、架空のものに違いないのです。

あなたが本物の世界で生きていこうと考えるなら、やるべきことはむしろ実に単純です。あなたは、本物の実務の世界で勝負をしていますか?

 

著:五藤万晶

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