がんばれコンサルタント! 第676号:「自分の仕事が消えるかもしれない」と思ったときに、必ず考えるべき重要ポイント

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「ゴトウさん、ここのところ忙しくてたまりませんよ…」── 親しいコンサルタント仲間と一杯やりながら、ワイワイ楽しく話をしていたときに、嬉しそうに話されたお言葉です。なんでも、昨今の生成AIをご自分のビジネスに活用すべく、悪戦苦闘も含めてのお言葉らしく…。
もうすでに?と言ったほうが現実的と言えるほど、ビジネスにはもちろん日常生活にまで入り込んできている「生成AI」ですが、意外と?実際の自分のビジネスに活用して大いに成果を上げている…というところは、まだまだ少数派のようです。
利用はしていても「活用」までには至っていないというべきでしょうか。もっと言えば、その先にある、仕組みに落とし込めているかどうか…という違いです。
新聞でも雑誌でも、それこそネットの情報でも、連日のように「消える仕事」「無くなる仕事」…的な記事が盛んに出回っているせいか、「生成AI」に対する興味と関心については非常に高まっていることは間違いありません。
しかし、パソコンでもスマートフォンでも、「持っている」「使っている」という人は間違いなく9割以上に達しますが、ビジネス的に成果を上げているという意味においては、また違った意味になってきます。
その昔、ネットが使われ始めたころ、「Eメール」だとスグに連絡ができる…と使い始める人が増えていきましたが、それは通常の電話やFAX、郵送の代替としてでした。
もちろん、この代替でも凄い効果と言えるのですが、本格的にビジネスにおいて凄い効果を上げ始めていったのは、「一斉送信」や「自動返信」「タイマー、リマインド」「ウェブとの融合案内」など、これまでには無かったことが出来るようになってからと言えます。そしてそれは、ずいぶんと時間が経った後の話です。
アマゾンが出している、音声入力端末の「Amazonエコー(アレクサ)」などを見ても、日本では8割近くのユーザーはアレクサに何か聞いて答えてもらってという程度にしか使っておらず、電気を消したりエアコンを制御したり、カギをかけたりなど他の機器と接続してオートメーション化して使っている人は2割程度しかいないという残念な統計もでていたりします。
ちなみに、Amazonエコーの世帯普及率は日本では20%にも達していません。10%ほどとも言われたりしていますが、アメリカの普及率50%超と比べると凄い差がついているのが現実です。
ともあれ、20%弱の20%すなわち4パーセント弱の日本の世帯で、Amazonエコーのオートメーションが使われているということを意味している訳です。これが何を意味しているのか…。
アマゾンエコーが日本に登場したのが2017年ですからもう8年近く経っている訳で、生活スタイルが大きく変わる…と言われてから、結構時間がかかるのが現実だったりします。
いまどきネット通販で自動返信が来ても誰も驚きませんが、どんなに革新的な技術でも、現場に根づくには「理解と習慣」の両輪、そして「ビジネスで当たり前のように活用される」には、時間がかかるということです。
ただし、そうは言っても「確実に変わる」のも事実です。そして、思っているより遅いということは、「チャンス」ということに違いありません。
時間はゆっくりでも「消える仕事」「無くなる仕事」は確実に進行していくわけで、これに対してどう考えておくか。ジワジワとやりづらくなっていくところで続けるのか、それともいち早く変えて、年々やり易くなっていくのを謳歌するのか…。
重要なことは、「その仕事は無くなっても、そのビジネスがなくなる訳ではない」ということです。籠かきや人力車は無くなっても人を運ぶビジネスは無くなりません。運転手が無くなっても自動タクシーのビジネスは栄えるでしょう。手段は変わっても「目的」がなくなることはない。仕事の「構造」を見直せば、未来は見えてきます。
調査や分析、面接、執筆、運搬…、さまざまな作業は消えていく可能性は高いですが、それを包括している〇〇ビジネスが無くなる訳ではなく、むしろ「より高度で適したサービス」などはますます増える可能性があります。つまり、今あるビジネスの「質」が問われる時代になるのです。このとき、AIは間違いなく強力な相棒になります。
難しく考えるまでもなく、100年前より、30年前より、そして10年前より作業に従事している比率は減っても、「ビジネスの種類は間違いなく増えている」のがその最たる証拠です。仕事は減ってもビジネスは増える── 変化こそ、ビジネスの母なのです。
当社は14年前にスタートしましたが、それ以前に「コンサルティングビジネス専門のアドバイザリー機関」はこの世に存在していませんでした。
各種専門コンサルタントと言う存在も、20年や30年前には決して一般的ではありませんでした。いわゆる総合的な「経営コンサルタント」という人がいるだけでした。
しかし、ウェブやメールがビジネスの道具として「当たり前に活用」できる時代になったことで、どこかの団体やエージェントなどに頼らずとも、自らネットで発信し、クライアントを自分で開拓していくことができる時代になりました。
また、ますますビジネスが高度に細分化、そして新しいビジネスが生まれてくることで、各種専門コンサルタントが活躍する土壌が大きく広がりました。新しいビジネスは必ず生まれるのです。無ければ創ればいい。無いから創る。実はそこが一番のチャンスなのです。
生成AIが驚くほど進化成長することで、消えゆく仕事はまさに死屍累々になるかもしれません。しかし、一方でますます多彩なビジネスが生まれてくるに違いありませんし、そのチャンスが大いにあります。
あなたが最初の一歩を踏み出す時が来ています。今ある仕事にしがみつくのではなく、あなたにしか創れない「次のビジネス」をつくりだす。コンサルタント商売とは、まさに時代の追い風を受けれるビジネスなのです。
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