「ゴトウさん、ここのところの制…
がんばれコンサルタント! 第675号:コンサルタントが押さえておくべき、猛暑が普通になる時代の経営

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「ゴトウさん、いやぁ~、それにしても今年も異常ですね…」── 先日、親しいコンサルタント仲間とジョッキ片手に、かちーんと一杯やりはじめたときに出てきた言葉です。
今年はもしかしたら関東はもう梅雨明けになったかも…という話がでてきていますが、カレンダーを見れば間違いなくまだ6月です。いまからこの暑さで9月や10月まで夏が続くとすると…などと考えると恐ろしくなってきます。
なにせ、最近の夏と言えば、連日35度越えが当たり前という異常さ。天気予報を見るたびに「猛暑日」が並び、もはや“殺人熱波”のレベル。現場を抱えている業種では、熱中症対策どころか、そもそも現場に出るのが危険?…そんな悲鳴があちこちで聞こえてくると言いますから、ただ事ではありません。
まさに異常気象…なのですが、こうも毎年続くと、「異常が常態化」していると考えるべきときに来ているかもしれません。そして、ふと考えるべきことがあるのです。
同じように猛暑にさらされているはずなのに、業績が落ち込む会社と、むしろ夏を追い風にして業績を伸ばしている会社がある…。
これはいったい、どういう違いなのか…ということです。夏枯れという言葉があるように、「お盆前は動きが鈍くなる」「外回り営業ができない」「人が集まらない」といった、いわば季節要因を理由にした“停滞”は、ほとんどの企業において当たり前のように語られています。
しかし、よくよく観察していると、同じ業種・同じエリアでも、「夏枯れどこ吹く風」という会社が確実に存在します。なにが違うのか…。
ここに、商売の本質的な設計力が問われるポイントがあります。猛暑で業績が崩れてしまう会社には、「暑さ=外的要因」に対応した仕組みが、そもそも無いという共通点があります。
もっと言えば、「暑さ」を見越した事業設計がされていないとも言えます。たとえば、商品やサービスが季節変動に無策だったりします。営業スタイルも、現場依存・訪問依存に偏りすぎていたり。
こうした“季節や天候に影響を受けやすいビジネス”をしている会社は、毎年のように夏に売上を落としやすく、それを「しかたがない…」と放置していたりします。
一方、猛暑を逆手にとって売上を伸ばすところは、まるで別世界の住人のように考えます。ある会社では、「夏季は現場に出ない戦略」を徹底すると言います。春までに提案・受注を完了させ、夏は納品と顧客接点強化の“種まき期間”なのだとか。
暑さで行動しづらくなった顧客心理を逆手にとり、「自宅で解決できる選択肢」を提案しているところもあります。動画商材、オンライン相談、宅配サービス…と、暑さをチャンスに変える導線の設計がなされています。
重要なことは、異常な暑さが普通にやってくる時代には、「異常な暑さが来る前提」でビジネスの設計をしなくてはならない…ということを意味しています。
これが何を意味するかといえば、「暑いけど、そこをがんばろう!」などといった昭和的な根性論ではなく、「物理的な制御を含めた根本的な対策」を考える必要があるということです。
こうした話をすると、「いや、ウチには無理…」と言う人も多いかもしれません。しかし、言葉を少し変えて、「殺人的高温」などとしたとき、そもそも「日中に外にでてはいけない」というルール化の考え方も出てきます。
イメージ的には驚異的な高温・紫外線が降り注いでいて、それに当たると命の危険…といえば大げさかもしれませんが、少なくとも異様な猛暑の日中に外に出れば「仕事の効率は強烈に落ちる」ことだけは間違いなく、仕事生命の危険…と解釈すればまんざらおかしくない…とも言えます。
大切なことは、商売に対して、“やっているつもり”なのと、なにもかも先手で“設計しているところ”とに分岐点があることです。
猛暑で売上が落ちるというのは、天気のせいではなく、「暑さに負ける設計」になっているからです。逆に言えば、猛暑が普通になる時代に、新しいビジネスモデルを組み立てる必要があり、そのチャンスが到来している…といえる訳です。
暑さというのは、人間の集中力を奪い、体力を削り、判断を鈍らせます。重要な経営判断も、“暑さ任せ”“自然任せ”にしていては、確実に鈍ります。
だからこそ、冷房よりも先に必要なのは「熱耐性のあるビジネス設計」と言えます。暑い時に「生身で外に出られない」仕組み、「一切出てはならないルール」を決めれば、自ずとビジネスの考え方が変わります。
ランチタイムというなんとなく決まっているものも、今後時間帯が変わってくる可能性があります。一方で午前がもっと早くから動ける可能性も高いでしょう。
日中にはお昼寝…というのも、以前訪問したある会社で実際に行われていた「業務日程」に定められていて驚かされたことがありましたが、これからの時代にはむしろ普通になるかもしれません。
少なくとも、一人で商売をしている人であれば、自分の仕事時間については、まさに自由自在なだけに、「耐熱性のビジネス設計」は意思の問題であり、自分の行動次第…と言えるでしょう。
連日猛暑は、もうすぐそこまでやってきています! あなたは、今年の夏、ビジネスを大きく伸ばすための具体的な取り組みや行動を考えていますか?
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