「ゴトウさん、ここのところの制…
がんばれコンサルタント! 第668号:コンサルタントが知っておくべき、「思考軸」をつくり出す根本原理

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「ゴトウさん、こんなこと考えちゃったんですよ…」── 親しいお仲間とおふざけ半分、色々とSNSでやり取りをしていたときに出てきた妙な話題です。
なんでも、ご自分のコンサルティングテーマにおいて"こんなことできないだろうか…"とアイデアが浮かんで、生成AIにも尋ねながらその実現方法を考えている…というのです。
どうでっしゃろ?的に見せられたものを拝見して、思わず「なるほど、うーん…」と微妙な返答に…。いや、冗談ではなく本当に「チンプンカンプン」だったからです(笑)。
専門領域ということに加えて、新しい方法とアイデアが組み込まれた話…だけに、文字面を追っても、ほぼ意味不明。。。ただし、「なんか凄い…」ということだけは明らかに分かる感じです。
とはいえ、実はこういったことは、コンサルタント仲間同士では結構あることで、専門領域の話になると、独特の世界観から思考された言葉になるため、他人からすればまるで別世界のようになってしまうために理解困難に…。
もちろん、最終的にクライアントさんに提供するときには分かりやすく咀嚼された状態でご説明できるようになっていたりしますが、その大分前段階だからこその、まさに「その道のプロ」あるあると言えるかもしれません。
ちなみに、当社にお越しになる方々は「自分の積み重ねてきた知識や経験、ノウハウなどを活かしてコンサルタントとしてやっていきたい」という方が少なくありません。これは、いわゆる学んだ資格やスキルを武器にする方向性のものではなく、「実務で磨かれたもの」を感覚値として持っている…というのが特徴です。
面白いのは、そうした方々が決まって、「こんなのは前の会社では結構ふつうでしたけど…」とか、「自分では当たり前にやっていたことです」と口にすることです。
確かに、本人にとっては「当たり前であり、日常的にやってきたこと」なのかもしれません、しかし外から見れば「大いなる希少性」── そんなズレが起きていて、可能性の宝庫となっていることが多いのです。
ただし、「それなら、やってきたことをそのまま商売にすればいい」とならないところが、世の中、そう単純ではないところです。
なぜなら、会社の中で成果が出ていたのは、その会社の環境の中で部分最適されていたからであり、そのまま外の世界に持ち出しても通用するとは限らないからです。最大の理由は「ビジネスのカタチにはなっていない」ということです。
ザックリ言えば、やってきたことから“エキス”を抽出し、それを他の要素と組み合わせ、昇華させていく。そして一つの専門的な「塊(かたまり)」として立ち上げていく必要があります。
同じ会社出身でも、同じような仕事をやっていた人でも、独立してビジネスを始めて大きな差が出てくるのは、この「塊」をつくりあげているかどうか…によるところが大きいのです。
この“塊”こそが、思考の芯であり、商売の芯であり、展開の芯となる「思考軸」の出発点になります。この「思考軸」が一度できあがると、そこから芋づる式に、何をやっても一本筋が通るようになります。
新しいプロジェクトに挑戦しても、セミナーでも、書籍でも、生成AIに問いを投げるときでさえ、その軸があることで「思考軸」に「深さ」と「一貫性」が合わさり、より優れた解につながっていくのです。
重量なことは、思考軸は、自分が何かを始める時の「起点」となるものであり、究極に重要なものです。しかし、思考軸の根本を自分のビジネスにおいて「つくる」ことを行っている人は、意外と稀です。ここが「ありきたり」であったなら、どんなにがんばっても、その後の展開は他人の焼き直しになってしまうにも関わらずです。
逆に言えば、「独自の商売」「独自の商品」「独自の展開」…それらのすべては、独自に考えられる思考軸の存在によって生み出されているのです。つまりは、自らの思考を体系化し、自分だけの“型”を持っているかどうか、こそ最重要事ということです。
思考軸となる「大元」を持っていないとどうなるか…。答えは簡単です。思考のよりどころは本人が気づこうが気づかないかに関わらず、「一般」が根拠になっていきます。いわゆる「フツー」の延長レベルになるということです。
その結果はどうなるか…。常に他人との比較に終始し、どこかの誰かの手法を拝借し、世間の空気に流されていく…。違っていると思っているのは小手先の形容詞のみ。独自性のない戦いでは、いつまでたっても「選ばれる理由」はおろか、「生き残り」もおぼつかなくなってしまいます。
あなたが、これまで積み重ねてきた知識、経験、ノウハウ…などは、光輝くダイヤモンドになるかもしれません。しかし、それは“採掘”し、“磨き上げ”があってこそ、初めて世に放てる「価値」となります。
あなたは、自分独自の軸をつくっていっていますか?
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