がんばれコンサルタント! 第666号:コンサルタントに向いている人、向いていない人の決定的な違い

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「ゴトウさん、大阪でアレ始まりましたね、何か予定とかしてるんですか?」── 親しいコンサルタント仲間と、年に2回集まる場で賑やかに楽しんでいたときに、出てきた話題の一つです。

「アレ」とは、言うまでもなく、今年2025年に大阪で開催される「万博」のこと。先週ようやく開幕を迎えたばかりですが、正直なところ、つい最近までその存在感はかなり薄目?という印象もあって、「えっ、今年だったの?」と思った人もいるかもしれません。

なにせ開幕まで半年を切った段階でも街中に掲示物は見かけませんでしたし、周囲でもほとんど話題にならず、ずいぶん静かなスタートの印象だったのですが、ここにきてテレビでも取り上げられて活発になり、SNSでも万博に関連する投稿が増えてきたことで、驚きと安堵が入り混じったような感覚があります。

一方で面白いのは、そうしたSNSの反応をつぶさに見ていると、「ある共通点」があることに気づかされます。万博という同じテーマ、同じ出来事を見ているはずなのに、発信される内容が人の属性によってあまりにも違うのです。まるで別のイベントを見ていると言えば大げさに聞こえるかもしれませんが、そんな印象さえ受けるほど違うのです。

さっそく「未来を感じる展示に感動した」「ワクワクする」「子どもと行って、あれもこれも体験したい!」といった肯定的な投稿もあれば、一方で「目玉がない」「わかりにくいし待たされる」「会場が遠すぎる」「セキュリティーが不安」「あれだけお金を投じてこれか」…などと、不満を露わにする声も…。

人それぞれの受け止め方があるのは当然ですが、なかには「行ってもいない」「見てもいない」「触れてもいない」のに、ひたすら「自分は行かない」「無駄なお金」「オワコン」…といった「ダメ出し」だけをしている投稿も見られます。

まあ、まさに人それぞれですから、好き勝手…なのですが、ことビジネスやコンサルタント商売…にからんでくる話となれば、そうも言ってられなくなります。なぜなら、ここがやっていけるかどうかを分かつ重要な分岐点になるからです。

優秀な経営者や、一流と呼ばれるコンサルタントの方々は、何かを見た時、「まず良いところに目が行く」という共通点があります。そして、もし問題点を見つけたら、自然体で次の打ち手を考えはじめます。改善策や別の可能性を見出していく。そういった連続が、ビジネスを成長させていくことにつながるからです。

逆に、現場に行かず、体験もせず、誰かの言葉だけを頼りに、まるで評論家のように語っている人もいますが、その先にあるものは何か…ということです。

ビジネスの基本は、とにもかくにも「まず行ってみる」「見てみる」「触れてみる」ことです。重要なことは「新しいことは過去に存在しておらず、自分の経験値で判断しようとすれば確実に見誤る」ことが起きます。だからこそ、自分の目と耳と足で確かめない限り、「新しいことの本質は絶対に理解しえない」というのが不変の哲理です。

鉄砲が伝来したときどうだったか、自動車が登場したときどうだったか、ネットが登場したときどうだったか…。あんなものは…と、当時否定していた人は必ずいたでしょう。

しかし、その後歴史が大きく動くことになります。それらは自分の目と耳と足で確かめた人たちによって引き起こされています。架空の話をどれだけ聞いても新しいことの本質は何も理解できないのが現実なのです。

さて、万博とはいかなるものか…。言うまでもないことだと思いますが、それを確かめずして、判断はおろか、何かを語るということは、「人に言われた過去に生きる人生」に甘んじることになると覚悟すべきでしょう。

さらに言えば、他人が何かに取り組んでいたり、楽しんでいたり、未来に希望を見出そうとしている姿に対して、結果論かもしれませんが、わざわざ水を差そうとするのはどういうことかも考えるべきでしょう。

なぜそれを言う必要があるのか…、その言葉の裏には、他人の喜びに対する苛立ちや、自分が取り残されたような虚しさ、そんな歪みが見え隠れしているのが分かります。

もし本当に興味がないのであれば、黙っていればいい。誰かの成功や喜びを、いちいち引きずり下ろさずにはいられないというのは、あまりに幼いと言わざるをえません。

言うまでも無く、ビジネスとは評論の場ではありません。現場に立ち、知恵と責任を持って未来をつくる営みです。「これはダメだ」と言うのは誰にでもできますが、「では、どうすれば良くなるか?」と問うには、知恵と勇気、そして行動力が必要です。

これこそが、コンサルタントという職業の真髄なのです。コンサルタント仲間の中で、大きく成果を上げていっている方々に共通しているのは、まさに「批判の先にある希望」を語れる人たちです。

問題を発見したあとに、「だからこそ、こう変えていこう」「今ある強みを磨いてこう突破していこう」と、建設的な道筋を描くことができるのです。そして、その一歩目を誰よりも早く見出し、踏み出していく手助けをする。

そのような人には、自然と人が集まり、チャンスが舞い込んできます。女神は、批判するだけの人には微笑むことはありません。自分の手と足を動かし、額に汗して、ほんの少しでも現実を前に進めようとする人にこそ、微笑みかけてくれるのです。

あなたは、新しいものに触れていこうとしていますか? 様々なものを見たり聞いたりしたとき、良い点を見ようとしていますか? 改善アイデアを考えていますか?

あなたはどちらの側に立ちたいですか?

著:五藤万晶

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