がんばれコンサルタント! 第653号:強烈に差がつく時代に、コンサルタントが必ず押さえておくべき重要ポイント

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「ゴトウさん、最近のニュースなどを見ていると、同じ業界でも凄い勢いで伸びている会社もあれば、急激に衰退していっているところもあって、差が凄いと感じるんですが…」── 新年会を兼ねて、親しいコンサルタント仲間と楽しく一杯やっていたときに出てきたお言葉です。
たしかに昨今の企業ニュースなどを目にするとき、「えっ? あの会社が?」と驚かされることが多いのですが、「凄い差」とは、まさに時代の本質を突く言葉と言えるかもしれません。
同じ業界に属していながら、なぜこれほどまでに差がついてしまうのか…。たとえば、自動車業界でも、急成長している新興企業がある一方で、苦境に立たされる企業もあります。同じ車をつくり、同じ市場で戦っているように見えても、その実態はまったく異なります。他の業界でも、こうした光景は珍しいことではありません。
しかし、一般的には「業界ごとの優劣」が論じられがちです。「あの業界は将来性がある」「これからは●●業界が熱い」──このような言葉を耳にすることは日常茶飯事です。
ところが、現実はもっと別のところにあります。優劣がつけられているのは、業界全体ではなく、業界内部での競争によるものです。そこにあるのは、「同じ業界に見えるだけ」で、実際にはまったく異なるビジネスが存在するのです。
なぜなら、根本的な違いがあるからです。大きく分けて二つの要因があります。一つ目は「ビジネスや市場を創り出しているかどうか」、そして二つ目は「テクノロジーをどれだけ”活用できているか”」です。この二点において、トップ層と後追い企業の差は歴然です。
後追い企業に市場を創り出す能力はありません。価格競争で一時的に優位に立てたとしても、時代の流れが急激に変わる局面では後手に回ることが運命づけられています。
特に、テクノロジーの進化が加速している現在、IoT、生成AI、ロボティクス、ネットワーク革新…といった技術の革命的な進化の波が押し寄せる中では、1年という短期間でさえ大きな差が生じます。その波に乗れない企業は、ただ苦戦するだけでは済まず、市場から振り落とされる可能性さえあるのが現実なのです。
わずか数年前に最高益を出していた企業が、倒産寸前に傾いている…といったことも珍しくない時代なのです。しかもこれは、大きな企業だけの話ではありません。
むしろ、コンサルタントをはじめとする「一人ビジネス」に携わる者にとっては、さらに切実な問題と言えます。自分独自のビジネスを廻せているか、それとも振られた仕事や作業仕事に甘んじているか。この違いが、今の時代では致命的な差を生むからです。
恐ろしい勢いで「作業が、自動化やAIに取って代わる現実」を目の当たりにするとき、経営者ならビジネスの進化のために喜んでそれを採用するに違いありません。では、自分自身はどうか。それを「活用してさらに商売を繁盛させる」発想を持てているか?という話です。
語弊を恐れずに申し上げれば、「ビジネスにおける従事者には、根本的な選択肢は与えられていない」という現実を、腹の底で理解しているか…ということです。簡単な話、どれだけAIを勉強して使えるようになっても、従事者であれば、競争相手は他の人や機械、AI、進化したテクノロジーであり、雇い主や発注者が選択してくれなければそれで終わりだからです。
言うまでもなく、かつての籠や馬車の時代は、鉄道やタクシーの登場とともに終焉を迎えました。多くの駕籠かきや馬の手綱を引く人は不要となりましたが、時代の変化を捉えたビジネスの主体者は、事業を進化させ、生き残ってきました。新しいテクノロジーによって業界は大きく変わったのですが、それらはまた新たな変化の波を寄せてきています。
重要なことは、大きな変化をチャンスにできるかどうかは、ビジネスの主体者であるかどうかが左右するということです。これなくして進む先の決定をみずから行うことなど、絶対にできず、使われる立場であれば、残念ながら、ただ切られるだけしかないからです。
さらに言えば、「独自性」と「先進性」を備えたビジネスを確立しているかどうか…。独自性がなければ無用な競争にさらされ、先進性がなければ後追いになり、ますます過酷な競争に身をおくしかないからです。
いかに独自の商品を持ち、それを効果的に売る営業導線を築くか…。これなくして生き残りとビジネスの成長はあり得ないのです。一方で、独自性の商品・サービスの確立ができていれば、これを新たなテクノロジーで進化させることは容易です。それこそが次なる事業ステージへの革新につながります。
我々コンサルタント商売の場合、その第一歩は、自分がどのようなコンサルティング商売を行うのかを戦略的に決定し、その核となるサービスを体系化すること。これがあって初めて、時代の変化をチャンスへと転じることができるのです。
大きな差がつく大変の時代には、旧来の成功法則は通用しません。安全そうに見える誰かの後追いをするか、未開拓のワクワクするような報われる道を拓いていくか…、あなたは、どの道を選びますか?
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