がんばれコンサルタント! 第649号:自分がコンサルタントに向いているかどうか悩んだときの確認方法

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「ゴトウさん、自分がコンサルタントに向いているかどうか訊きに来ました…」── 先般開催した当社のセミナーにお越しになられた方で、その後スポット相談にお越しになられた方のお言葉です。

なんでも、ご自分がやってきたことでコンサルタントになれるのかどうか、考えてもなかなか答えがでない…とのこと。ご本人曰く、長年積み重ねてきた経験や知識はあると思うけれど、それをどう活かしたらいいのか、コンサルタントとして本当にやっていけるのか、不安で仕方ないということでした。

お話を詳しく伺ってみると、この方は経営者を10年以上されており、会社のトップとして、様々な決断を下し、会社を良くしてきたという自負もあるようでした。

問題は、ご自分が社長をしていた時、コンサルタントを使った経験もあったそうですが、「あのときのコンサルタントは、本当にコンサルタントだったのだろうか…」と疑問が沸きあがってくるのだとか。

というのも、今になって振り返ってみると、本当に適切なアドバイスをもらっていたのか、自分の会社にとって本当に必要な存在だったのか、腑に落ちない部分も多かったというのです。

いわゆる、「自社の優位な点を書き出して、競合する企業を出して…」とシートに色々書かされたというのですが、ご本人的には「考えがまとまる」ということは認めるけれど、自分が欲していた指導とは全然違っていた…というのです。

そのため、自分がコンサルタントになってクライアントを指導する…ということに対して、「あれがコンサルティングだと言うならどうもイメージが沸かない」と。要は、悪いイメージが頭に染みついているためか、どんな仕事をすればいいのか、どうやってクライアントに喜ばれればいいのか分からない…という話です。

後継者に社長の座を譲ることになり、第二の人生を歩むことになった今、これまでの人生経験を活かせる仕事として、コンサルタントという選択肢が頭に浮かんだそうですが、いざコンサルタントになろうと思っても、イメージが沸かず、本当に自分にできるのか、食べていけるのか、不安が募るばかり。

収入が途絶えてしまうかもしれないという現実的な問題も頭をよぎり、資格を取って何か別の仕事に就くことも考えたそうですが、どうにも気持ちが定まらない。そんな迷いの渦中でお越しになられた訳です。

なるほど、様々に悩まれるのは当然のことと思います。言葉は悪いですが、「まともなコンサルタントに出会ったことがある人」というのは、確率論的に少ないからです。

理由は単純です。語弊を恐れずに申し上げれば、この方が経営者時代に出会った〇〇コンサルのように、ワークシートやらせてお宅はああだ…とか、決まったテンプレート使ってこうだ…をしている例は、マニュアルを覚えて指導しようとする、サラリーマン型コンサルタントの典型例だからです。要は、習ったことや覚えたことで「指導もどき」しようとしているということです。

経営者からすれば、「何言ってるんだ? こんなことやって何になる?」と本心は頭にきていたりしますが、「お勉強したいタイプの社員」からすれば、「勉強になった!」と、それで問題なくやり過ごせたりする訳です。でもそれは「本当のコンサルティングですか?」ということです。

翻って、自分がコンサルタントに向いているかどうかの判断基準は、実はとてもシンプルです。お越しになられた方にお伝えしました。「10年以上前に悩んでいたご自分は、今の自分に相談したいと思いますか?」と。

ご質問に対して少し考えてから、「私はぜひ相談したいですね」とお答えになりました。当社では、このシンプルな問いがすべてと思っています。

自分に嘘偽りなく、過去の自分を思い浮かべてみる。もし、過去の自分が現在の自分に素直に知恵やアドバイス求めるのなら、それは、あなたがコンサルタントとして、誰かの役に立てる可能性を秘めている証拠と言えます。逆にもし、自分に頼もうと思わないとしたら、コンサルタントには向いていないでしょう。これだけはハッキリと言えます。

必ずや自分と似た境遇の人がいます。依頼したいと思ってくれる人がこの世の中にいます。そして、それは資格を持っているからでしょうか? 何かマニュアル的なことを覚えているからでしょうか?

頼みたいのは、「どうすれば上手くいくかを知っている」からではないですか? だからこそ依頼したいと思うはずです。これまでの人生で、様々な困難があったと思いますが、積み重ねてきた知識や経験、ノウハウ…は、あなたの最大の武器であり、誰かを救う力となります。

だからこそ、「どうすれば上手くいくか…」をしっかり指導できるように、ノウハウを体系化する必要があるのです。自分の中で「なんとなく…」ではクライアント指導が安定せず、成果も出せないからです。

そしてさらに、自分がどの方向でビジネス展開していけばいいのかを定め、営業導線をしっかりつくって繁盛させていく必要があります。あなたを必要としている人と出会うために。

多くの会社、クライアントを幸せにするために、あなたは、自分のやってきたことを活かそうとしていますか? 

 

著:五藤万晶

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