がんばれコンサルタント! 第330話:コンサルタントが押さえておくべき、成功確率を格段に引き上げる根本原理

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「ゴトウさん、コンサルタントになって、ものすごく稼げるようになる人と、そうならない人の差って、やはり扱うテーマが一番ですか?」── 先日、コンサルタント起業をお考えで、当社にご相談にお越しになられた方のお言葉です。

コンサルタントにとって、扱う領域やテーマというのは当然ながら極めて重要です。言ってしまえば差別化の原点ですし、これがなければ「その他大勢」と変わりがなくなってしまうため、いわゆる「何でも屋」のコンサルタントに成り下がらざるをえなくなってしまいます。

当社にご相談にお越しになられる方でも、ご自身のコンサルティングテーマの設定、そしてその研ぎ澄ましのために…という方が非常に多いのですが、それだけ重要であり、盛衰を分ける「キラーコンテンツ」になるからに他なりません。

ただ一方で、この重要なテーマ設定があればそれで安泰…かと言えば、世の中それほど単純ではありません。特にコンサルタント業とは、「無形の知的ノウハウ商売」だけに、繁盛のためには、それに必要なビジネスの仕組みや体制構築が必須です。

これは何もコンサルタント業だけの話でもなんでもありません。飲食店でも小売業でも通信販売でも代理店業でも…、商売の重要な核となるものは絶対に必要であることは間違いありませんが、それと同等なくらいに仕組みや体制づくりが欠かせない…ということです。

簡単な話、独自のレシピを持っていて、食べる人を唸らせる料理の腕前のある人が、道端に机と椅子だけを置いたようなお店を始めたらどうなるか…ということです。いわく、「食べればわかる」…と。

他人のことであれば、その無謀さがスグにわかるのですが、こと自分の商売になると、この「中途半端」「手抜き」ということに対して、驚くほど「見ないようにする」ということが起きます。

商売を始めてつまづく人の大半は、この部分だったりします。「うまく行ったら本格的に…」という言葉を都合よく使い、要は「中途半端にオママゴトを始める…」というパターンです。

お客さんがこないのも、「良さが分からない人が多い」とか「時代が変わった」、「需要が無いのかも」…といった、自分以外に理由を探します。そもそも、商売をまともに始める体制にも、努力もしていないのに、そこは横においたまま…です。

あらゆる商売において絶対的に共通することが一つあります。それは、「客商売」だということです。お客様がいないのであれば単なるボランティアであり、趣味であり、作業に過ぎません。そこには売上も発生しません。

あまりにも単純なことですが、商売に苦しむ人は、恐ろしい確率でこの重要な原則を忘れ、賢そうに仕事や案件、需要、技術、ノウハウ…といった自己都合の抽象論を振りかざします。

しかし、客商売である限り、肝心の人を見ない限り、商売が繁盛することは永遠にありません。道端に座らされて「どうだ、美味いだろ?」と言われて食べる客の気持ちなど、微塵にも考えたことがない人と一緒ということです。

相手からどう見られるか、見えているか、もっと言えば「どう営業しなくてはならないか」…は、商売におけるイロハのイです。これなくして一体どうやってビジネス展開していくのか、成長させていくのか…ということです。

いいお店で修行を積んだ人はそんなミスはしませんが、いわゆる脱サラで飲食店…の人が「中途半端に始める」…人が少なくないのは、まさにこうした理由です。学ばずに顧客思考もなく、自己都合だけで進めようとするからです。

問題は、目に見える商売でさえミスする人が少なくないのに、これが目に見えない商売であれば、いったいどうなるか…ということです。

「見ためだけのパフォーマンスに終始」とか、「どれが本業か不明」、「やっているのかやっていないのか分からない」、「趣味程度の活動にしか見えない」…など、大きなミスを犯している人が、それこそ非常に多いのです。

ダメになる店がすべて自己都合で、「変なパフォーマンスだけ」、「やっているのかやっていないのか分からない」、「趣味でやっているようにしか見えない」…というのとそっくりです。

優れたオーナーシェフは、優れたお店の仕組みをしっかりつくり、そして日々新しいものを貪欲に勉強し、吸収し、ますますお店を繁盛させます。

あなたは、商売繁盛のために必須の仕組みや体制づくりを、しっかり行っていっていますか? そして貪欲に勉強し、吸収しようとしていますか?

 

著:五藤万晶

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