がんばれコンサルタント! 第320話:目的遂行のために、コンサルタントが絶対に押さえなくてはならないこと

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「ゴトウさん、販促のためにこんなことを考えているんですが、気をつけるべき点とかありますか?」── 昨年からお越しになられている、目下コンサルティングの本格展開のために奮闘中の方のお言葉です。

どこかの庇護を受けることなく、自らの力でクライアントを開拓しながら、自分独自のコンサルティングで大いに活躍をしたい…。この夢の実現のために必死でがんばっている方だけあって、ご質問はいつも真剣そのものです。

こうしたご質問をいただくとき、お答えする際には「ご質問される方の性格」というものも、大いに重要視することになります。答えだけお伝えすればいい…というほど、単純ではないからです。

なぜ、答えだけではダメなのか、人によって答え方が変わってくるのか…。理由は単純です。「手順が極めて重要」だからです。

こういうと、「そんなこと当たり前でしょう」… といった声が聞こえてきそうですが、「手順の理解」こそ、目標到達に極めて重要な要素にも拘わらず、この理解なしに行っている人が驚くほど多いのが現実です。

分かりやすく言えば、「誰かがやった結果の真似」を行おうとするのです。それも語弊を恐れずに言えば、ズバリ「サル真似」だったりして、驚くというより呆れるレベルのものが、本当に多いのです。いわゆるパクリ系は、まさにこれに該当します。

冷静に考えれば、上手く行っている人でも会社でも、現在の状況に突然なった訳ではなく、当然のごとく、そこに行きつくまでに辿ってきた部分の積み重ねによって現在がある訳です。

重要なことは、その「辿ってきた部分」というのは、いま現在は「ほぼ全て見えないようになっている」という点です。簡単に言えば、「何をどのように行ってきて、それをどのように変えてきて今に行きついてきているのか…」という、変化の部分の理解が大切ということです。

問題は、「簡単に言えば…」で、文字にすればまさに1行たらずのことなのですが、これを本当に理解して実践するとなると、これは「至難」としか言いようがないほど難しい点です。何を変えたかどころか、何が変わったのかすら気づくのが困難だからです。

野球の投球フォームやゴルフのスイングのように、映像で記録しておけるようなものであれば、それなりに変化にきづくことも可能かもしれません。

しかし、それでも身体的なサイズの変化や筋量の変化、体重に体調、さらにはメンタル…といったことなども複雑に影響してくるだけに、「何をしたからそうなったのか」ということは、どれだけ映像を見ていてもほとんど分からないのが現実です。

もし見様見真似でできると言うのなら、プロのフォームを真似れば、誰でもプロになれる…という話になりますが、これがどれだけ意味不明かは、わざわざ言うまでもないことでしょう。

ビジネスはスポーツ以上に見えづらいものです。具体的なフォームもなければ見えているようで見えていない部分が驚くほど多いのです。

見えやすいと思っている店舗ビジネスでも、見えているのは店舗のごく一部分だけです。裏の部分やシステム、仕組み、さらにはネットワークの広がりなどは、想像をはるかに越えている可能性があります。考えも想像もしたことがない人からすれば、まさに異次元の商売だったりする訳です。

独立起業で最も多いのが低資本で始められる「飲食・サービス業」ですが、これは他ならぬ、「見えている部分がすべて」と思って、「簡単!」と思ったりする人が多いのも見逃せません。

本来、低資本でビジネスを回せるのは大いに強みになるハズですが、商売をたたむ廃業率も他の業種に比べて最多というのは、まさに「表面だけ見て気軽に参入して失敗…」というケースが多い証拠でしょう。

これがカタチがさらに見えないビジネスになれば、自分が経験してきた「小さな世界観」だけで推し量ろうとすることが、どれだけ危険なことか…ということです。コンピュータを知らないで、いまだにソロバンで「商売ってのはこうやって…」と考えているようなもの…ということです。

パクリ系の人に共通する致命的な欠陥は、まさにココです。その瞬間だけは上手く行っていると思っているのですが、「思考軸」がまったくないために、少し環境が変わっただけで総崩れになってしまうのです。

大切なことは、「どう変えて、どう進めていくのか…」という基本的な考え方、思考軸となるものを醸成できているかどうか…です。

これはコンサルタント本人のみならず、指導先のご商売を考える上でも極めて重要なポイントです。商売を軌道に乗せて成長させていくためには、その時々に応じて「何をしていかなければならないのか」「どう考えて対処しなければならないのか」…を知って、変化させるための手を打てなくては、望むところへの到達は叶わなくなるからです。

コンサルタントの場合なら簡単な話、スタートして1年目と3年目、5年目…では、広告一つでも、チラシ一つでも、もっと言えばセミナーでの話し方や見せ方、表現方法などは変えていかなければなりませんが、上手く行っている人の真似しか頭にない人は、そのことがまるで分かっていなかったりします。

見えているに違いないと思いこんで自己流で3年、5年をムダにするのか…、技術やノウハウに加えて、バックヤードやネットワーク…を理解して、いち早く上のステージに上がっていくのか…。

あなたは、自分のビジネスのステージを上げていく手順を理解していますか?
 その手順をしっかり進めていっていますか?

 

著:五藤万晶

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