がんばれコンサルタント! 第283話:壁を乗り越えるために、絶対に必要な判断軸

●最新セミナー情報

大好評「コンサルタントのための5大戦略」セミナー3月、5月(東京)…受付中。絶賛90回以上の開催。「オンデマンドWEBセミナー」は、深夜早朝も随時参加でき好評です。詳しくは「セミナー情報」を参照ください。

●特別講座ご案内

がんばれコンサルタント!600号突破を記念して、「実学コンサルタント商売」ベーシック講座<全12回>を開催いたします。くわしくは、「コンサルタント講座」をご覧ください。

●最新刊のご案内

最新刊『コンサルタントのための“キラーコンテンツ”で稼ぐ法 〈新装版〉』『売れるコンサルタントになるための営業術〈新装版〉』、セミナー収録ダイジェスト判CD等を発売中。詳しくは、書籍・CDのご案内を参照下さい。

 

 

「ゴトウさん、先日決算をしめたんですが、お陰様で最高益を更新することができました、本当にありがとうございます!」── 数年前に当社にお越しになられたコンサルタントの方ですが、まさにご尽力の甲斐あって、ご商売が順調に成長されている…という嬉しいご連絡をいただきました。

当社では、いつもお伝えしていることの一つに、本物のコンサルタント商売を目指すなら、「年収3000万円」の壁を越えていくこと、もっと言えばそれは入口ですよ…と、申し上げ続けています。

当然、この数字を超えられていてのご連絡ですが、いつも感心するのは、想いをしっかり研ぎ澄まされ、次を考えられている…という点。

年収などの数字的表現には、いろいろなご意見を頂くことも多いのですが、他ならぬ、経営者を相手に、しっかりとしたコンサルティングビジネスの展開を考えるのなら、それがどういう意味を示しているか…も、当然ながら考える必要があります。

人によっては随分と気楽に? 「コンサルタント商売をすれば、だれでも年収3000万円にいくんでしょう?」…くらいのほとんど小学生レベルの理解力で話してくる人もいたりします。

もちろんスタートレベルの場合なら、まあこれでも…と言えなくもないかもしれませんが、かりそめにも「経営者を指導する職業」としてのコンサルタントを選ぶのであれば、もの凄い努力を積み重ねて、やっと到達しうる世界が3000万円の世界だということくらい、誰にもすぐわかることでしょう。

重要なことは、「どれだけ努力をしていたとしても、そして、どれだけ御託を並べて夢をペラペラしゃべっていたとしても、“絶対に到達できない仕組み”の中では、夢は実現しない」という現実がある…ということです。

だからこそ、当社では「コンサルティングビジネス」に対して、徹底的にこだわりをもってお越しになられる方々と向き合っています。もっと言えば、「もし、あなたが中小企業の経営者だとして、自分よりはるかに収入が少なくて、商売をやりくりするのも必死…という“コンサルタント”に、あなたは指導を依頼しますか?」ということです。

一方で、ただ単に「お金が欲しいから」という、薄っぺらい想いだけでは、このビジネスでの成功は到底不可能ということも、これまた冷徹な現実です。

言葉は悪いですが、お金が欲しいだけなら、儲かりそうなギャンブルとか、今ならビットコインにでも投資した方がよほど早いでしょう。少なくとも顧客やクライアントに対する言葉や、商品サービスへの想いなども一切不要ですから、「何のために…」を考えなくて済む…というものです。

実は、この「何のために…」という部分こそ、コンサルタントビジネスの成功を左右する、極めて重要なものが隠されています。

通常の商売であれば、つくっているか仕入れているか、または提供しているか…はともかくとして、カタチのある商品やサービスが介在しているため、それを通すことで商売のカタチは曲がりなりにも成立するからです。

しかし、コンサルティングビジネスの場合、カタチがあるようで無いため、放っておくと、何を提供し、何を実現させるのか…という部分が無ければ、商売そのものが希薄になり、まさに「金儲け」のための商売に成り下がってしまうからです。

この辺りは、一見ちゃんとしてそうな人でも、「何のために先生は仕事をされているんですか?」と訊いてみるとスグに分かることです。誰でもすぐに答えられそうな、一般的な答えがでてきたり、なにやらモゴモゴと、大きなことを言われたり…。

何のために…という部分が希薄であれば、大きな経営判断を下さなければならないときに、必ず「損得」で考えてしまいます。

社員の未来にも影響し、顧客・取引先、ひいては自社の命運をも左右する判断・決断には、損得ではなく、「何のために…」という大義を前提とした判断がなければ、必ず大きな過ちを犯すことになってしまうからです。

おカネは極めて重要ですから、それは原動力としてもとても強いものに違いありません。しかし、商売上の特性から言っても、「何のために…」がごっそり抜けているコンサルタントであれば、当然ながら経営者を導くことなど、到底できません。哲学や想いなき人に自分の大事な事業の一部分でも任せたくなどないからです。

あなたは、自分の仕事の大義、ビジネスの大義、「何のために…」をしっかり考えていっていますか?それを、コンサルティングにしっかり入れていっていますか?

 

著:五藤万晶

●コラムの更新をお知らせします!

コラムはいかがでしたか? 下記よりメールアドレスをご登録いただくと、更新時にご案内をお届けします(解除は随時可能です)。ぜひ、ご登録ください。

がんばれコンサルタント!- 無料メールマガジン登録 -


●好評セミナー開催中!

開催実績80回以上。売れるコンサルタントになるために、具体的にどう活動していけばいいのかを分かりやすく解説する実務セミナー。「まさに、眼からウロコ!」と絶賛。 詳細→ こちらを参照


●書籍、好評発売中!

『コンサルタントのための"キラーコンテンツ"で稼ぐ法〈新装版〉』

コこれまでに350人以上を直接指導し、年収3,000万円はもちろん、1億円プレーヤーも多数輩出してきた核心、「コンサルタントビジネス成功の本質」を説いた珠玉の名著、ロングセラー&シリーズ化に伴い待望の新装丁で発刊!。詳細→ こちらを参照