五藤氏説明イメージ背景

第174話:人生を悔いなく生き抜くために、やってはならない3つのこと

最新セミナー情報

大好評「コンサルタントのための5大戦略」セミナー  10月(大阪)、12月(東京)受付中。絶賛50回以上の開催。詳しくは「セミナー情報」を参照ください。

●最新刊のご案内
「 一流コンサルタントとして、強く永く活躍する秘訣」CD『売れるコンサルタントになるための営業術』『キラーコンテンツで稼ぐ法』(好評6刷)、セミナー収録ダイジェスト判CDも発売中。詳しくは、書籍・CDのご案内を参照下さい。

 

20151027AAA_03

「あの本は、ゴトウさんが編集した本だと、ピンときましたよ!」── 2年ほど前の東京セミナーにお越しになられた、Sさんのお言葉です。

セミナーの休憩時間に、立ち話をしていたのですが、『コンサルタントのための、キラーコンテンツで稼ぐ法』を読まれて、五藤のセミナーに参加したとのこと。最初は「あの本」の意味がよく理解できていなかったのですが、しばらくしてなるほど…と。

「あの本」とは、キラーコンテンツの本の中でも書いている、通販コンサルタントのS先生の本、『通販成功マニュアル』のこと。

なぜ五藤の本を読まれて「ピン」と来たのか…ですが、話を伺っていると、それはそれは驚くことの連続だったのを今でも覚えています。

そもそも、このセミナーにご参加されたSさんは、なんと大学生の時に、『通販成功マニュアル』が気になって、3万円もする価格にも関わらず、まさに清水の舞台から飛び降りるつもりで購入。

何度も何度も読みかえしながら、「どうすれば通販が立ち上がるのか…」を必死に考え、そして本が示す、最も成功確率の高い通販、「単品通販」を大学卒業と同時に開始したというのです。

ここまで聞いただけでも、「ええっ~? 大学生で3万円もする本を買って、卒業後に通販を始めたんですか?」と驚かされたのですが、Sさん、つまり若い起業家のS社長はニッコリされながら、

「いえいえ、本当に安い買い物でしたよ、あの本は…」

と話されました。というのも、起業された通販会社は、その後わずか5年で、売上30億円にもなったとのことで、『通販マニュアル』さまさまです…と。

えっ! 30億円? 自分が編集した本の内容を実践したら、そんな凄いことになったの? と、聞いているこっちが腰を抜かしそうになっていたところ、「新聞広告を見て購入した『キラーコンテンツ』の本を読んでいて、著者の五藤さんがS先生の『通販マニュアル』を編集した人に違いない…と確信して、それでお礼を言いにセミナーに参加したんです…」とのこと。

いやはや、確かに前職時代に自分が編集した本ですし、「経営者にとって実務で役立つこと」をモットーに本づくりをしていたのですが、こんなに凄い結果を出された方からお礼を言われるとは、本当に考えてもいませんでした。想像もできなかったことだけに、変なところから声がでそうな勢いで驚いたのを昨日のことのように覚えています。

その後、S社長から「コンサルティング事業を始めたいので、ぜひ手伝っていただけませんか?」とご連絡をいただきました。ご担当のIさんとご一緒に弊社までお越しになられ、新たな収益の柱づくりがスタートしたのです。

さすがに超実践派のS社長と、その右腕のご担当の方。社長の号令一下、細かいことより実践!のスタイルで、気づけば「始めてみました!」「売上立ちました!」と、こちらが驚いているのを余所に、絶妙なカンどころでドンドン、進めていかれたのです。

今年の夏前、久しぶりにご連絡をいただき、お二人で弊社にお越しになられた時には、新事業のメドが立ち、次の手をどう打つか…ということについて話をしていました。

S社長としては、この新事業のために新たな会社を設立しており、その新社長に担当者のIさんをゆくゆくは任せて、またさらに新たな会社を…との事業展開を話されていました。さすが、勢いのある若き起業家です。

それからしばらくして、「次の打ち合わせを…」と、ご担当のIさんよりご連絡をいただいたのは、先週のこと。日程をスグに決めて事務所でお待ちしておりましたら、Iさんともう一人は新顔の方のお二人による来社。

あれ? S社長はお忙しかったのかな?と思いながらも、コーヒーをお出ししながら打ち合わせを開始したところ、耳を疑うような言葉が…

「ゴトウさん、実は社長のSですが、亡くなりまして…。」──

伺えば、休日にお一人で出社していたところ倒れて、帰らぬ人になってしまったという、なんとも信じがたいような話。ついこの前まで、次の展開を熱く語っていた若い経営者の方だっただけに、驚きと悲しみが交錯して言葉にならず、深い沈黙の時間が過ぎました。

しばらくして、Iさんが静けさを打ち破り、「S社長は、他の人の10倍、人生を生きた人だと思います。横で良くみていましたから、本当にそう思います。常に決断と実行の人でした。まだまだやりたかったことはあると思いますが、悔いは残していないと思います。」…と。

この言葉を聞いたとき、ふと、以前、経営者の方々に、「いま死ぬとして、後悔しませんか?」と聞いて回った時のことを思い出しました。

驚くべき確率で、「そりゃ~、死にたくはないし残念だとは思うけれど、まぁ、後悔はないね。やろうと思ったことはやってきているから…」といった答えが返ってきたことを覚えています。

「死ぬ時に後悔するのは、やって失敗したことではなく、やらなかったこと」という言葉がありますが、まさにこの通りなのでしょう。

S社長がつくられた会社は、多くの社員さん、そして次期リーダーのIさん等に引き継がれ、決断と実行で成長が続く会社として、次のステージを目指されています。この優秀な人材と会社を残されたのが、S社長がまっすぐ人生を生き抜かれた、何よりもの証拠でしょう。

躊躇している時間、やらない言い訳をしている時間、他人に迎合している時間…、この3つこそが、後悔をつくりだしているのかもしれません。

S社長が駆け抜けた人生は、時間だけを見れば短かったかもしれませんが、まさにご自分ならではの人生を、濃密に生き抜かれたのだと思います。

本稿は、10倍速で生き抜かれたS社長に捧げます。
 心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

 


●コラムの更新をお知らせします!

↑ここから簡単登録。メールアドレスをご登録頂くと、コラムの更新時にお知らせメールをお届けします。最新号をお見逃しされないために、ぜひご登録ください。